経営理念浸透ブログ

『いつからか“返済”が経営目的になる』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

ユサワフードシステムの湯澤社長のお話です。

お父様がなくなった日を境に
40億の借金を背負うことになります。

キリンビールの社員として
順調なキャリアアップを踏んでいましたが、
なるつもりもなかった社長を引き継ぐことに。

40億の借金を返していくには
壮絶なご苦労があったわけですが、
こんなエピソードがあります。

ある先輩経営者からこう質問されたのです。

「あなたは何のために経営しているの?」

当時の湯澤社長は、
どうやって利益をあげて、どうやって経営していくかは
徹底的に考えていたそうです。

あらためて「何のために?」と問われると
頭が真っ白になった。

40億の借金を返すため以外に何があるか。

するとさらにこう言われたそうです。

「あなたの所の社員は親父さんが作った借金を
 返済するために働いているんだよね?」

ぐうの音も出なかったと言います。

40億とまではいかないにしても、
経営者の方ならば借り入れした返済額は
頭の片隅にいつもあるでしょう。

企業であれば利益を追求するのは当然ですが、

「返済を終わらせてラクになりたい」

という気持ちからか、
利益至上主義になっている方もおられます。

HPで謳っている経営理念は建前であり、
実際の経営の目的は銀行への返済になっている。

そこで働いている従業員も、
肌で感じているでしょう。
会社は何のためにあるのかを。

経営者の方はもう一度、
自分に問い直しましょう。

何のために経営するのか?

何ために経営するのか、
今一度、下記を見て考えてみてください。

Posted on 2020-12-25 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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