経営理念浸透ブログ

『任せたいけど任せられない その3』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

上司は部下に仕事を任せたい。
でもなぜ任せられないのか。

◯部下に負担がかかるから

部下を大切にしたいと思う上司ほど、
部下の物量や特性を把握しています。

「これ以上仕事を任せると彼・彼女はパンクする」

「この仕事を任せると他の仕事が止まる」

「この仕事を任せると
 彼・彼女のモチベーションが下がる」

「この仕事は彼・彼女が苦手な仕事。
 きっと嫌な顔するだろうな」

こういったことを考えます。

上司の「配慮」なのか「遠慮」なのか。

もし「遠慮」ならば、
自分が全て背負えばいいということになる。

結果、自分の仕事は何一つ減らない。

より弱い立場の人間を救うという
世の中の風潮があります。

乱暴な任せ方をすると「パワハラ」と
いう部下もいるくらいです。

ですから部下の顔色を伺う上司は
増えざるを得ません。

「嫌な顔をされるくらいなら自分でやっておこう」

となってしまうのです。

上司が仕事に追われている姿を見れば、
さらに「役職者になりたくない」人が増えるでしょう。

部下への配慮した任せ方とは?

それは部下の仕事の「交通整理」をすることです。

今やっている仕事で、

「止めるもの」「簡素化するもの」

「他者へ移行するもの」に分類していく。

その上で上司の仕事を任せていく。

それをしないと部下視点では、
ただ仕事が増えていく未来しかありません。

今でもギリギリでやっているとすれば、

「この状態でさらに仕事が増えて、
 残業までするなって言われても
 はたしてどうしたらいいか…」

と思うでしょう。

任せることと交通整理はセット。

それが配慮した任せ方です。

Posted on 2019-03-23 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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