経営理念浸透ブログ

『正しい判断と美しい判断』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

経営者の方、
または会社で責任が重いポストの方は
「判断」を求められる場面が多い。

「正しい判断」をするために、
事前に様々な角度でどれだけ情報を
集められるかがカギとなる。

論理的に「正しい判断」がビジネスでは
一般的に正解とされる。

このままこの製品・商品を作り続けても赤字になる。
その場合、止めることが正しい判断。

急激な業績悪化のために一部のスタッフを解雇する。
やむを得ないがその場合、会社が持続するためには正しい判断。

収益性が低く手間ばかりが増えるサービス。
その場合、止めることが正しい判断。

他競合と比較して優位性あるノウハウが自社内にはある。
その場合、ノウハウが流出しないようにするのが正しい判断。

ここでいう正しい判断とは、
合理的・論理的に正しいという意味。

でも意地悪な見方をすれば、
合理的・論理的に正しい判断は
どこの会社でも同じ。

そこには大して差がない。

私がお会いしている経営者は、
「正しい判断」ではなく
時には「美しい判断」をしている。

業界全体を盛り上げるために、
あえてノウハウを公開する。

仮に利益が出なくても顧客との接点を重視し、
手間が増えるサービスを止めない。

作ると赤字になる製品を
あえて依頼があれば顧客ために小ロットで作る。

業績悪化時にスタッフの解雇ではなく、
戻れる場所があるように
一次的な出向先を模索する。

なぜこの人たちは「美しい判断」が
できるのだろう…と思います。

「そうしたかったから…」

とシンプルに答える人が多い。

正しい判断は、説得力がありそうだが、
必ずしも他人も自分も納得させられない。

普通はその判断しないよね…、
という美しい判断。

「美しい判断」にこそ
会社の色が出てきます。

Posted on 2022-12-18 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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