経営理念浸透ブログ

『社員の囲い込みをしていませんか?』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

社員を大事にしたい!という気持ちが強い経営者ほど、
社員の退職にショックを受けます。

本音なのか、建て前なのか、
退職には様々な理由が語られます。

どのような理由であれ、
もっと経営者として何かできなかったか。

または会社の未熟な点が浮き彫りになり、
ショックを受けることが多々あります。

反省をすること自体は否定しません。

退職率が高過ぎるのは当然問題です。
会社に課題があるのが明白だからです。

一方で退職率はゼロにできるか、
もしくはゼロが良いのかといえば、
そうとも言えませんね。

四国管財の中澤会長は、
夢実現コースという制度を用意しました。

辞めることを前提に入社する人向け。

在籍時代に夢の実現に向けて、
様々なことを当社で学んでほしいと
言われていました。

またサロン経営で有名な
ライジングローズの向井社長も

「人の問題は尽きなかった。育てても辞めてしまうし、
 辞め方が良くない人もいて、そこに疲労する。
 
 今は将来サロン開業したい人を対象にして、
 卒業を前提に採用するようになってから、
 上手くいくようになりました」

と言われていました。

「社員を大事にすること」と「社員を囲い込むこと」は
同義ではありませんね。

囲い込むことは、仕方なくここで働くという社員を
増やしてしまうかもしれません。

どうしたら社外に人材が流出しないか、
外壁を作る発想を止める。

どうしたら人がここに自然と集まるのか、
中心地を魅力的にする。

退職という事象について
捉え方を変えてみると施策が変わってきます。

Posted on 2022-03-03 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

Related Posts

 

Comment





Comment