経営理念浸透ブログ

『SDGsに違和感を抱く理由』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

SDGsという言葉を頻繁に聞くようになりました。

学校でも履修する内容なので、
社会人より学生の方が「サステナブル」への意識が
高いかもしれません。

会社選びにおいても「サステナブル」な取り組みをしているか。
そこにも目を向けるようになってきています。

ここにきて関心を持ち始めたのは、
気候変動を肌感覚で捉えられるように
なってきたからではないでしょうか。

日本においても「50年に一度の~」「観測史上最も~」と
形容される災害が頻発し、状況の悪化を感じられる。
不名誉な記録更新をしています。

SDGsの書籍を読んだり、セミナーに複数参加しているのですが、
違和感を持つことが多いです。

本当にこの問題を解決しようとしたら、
現在の資本主義というシステムを破壊しなければならない。

しかし世界は資本主義で回っているので、
これを壊すことはできず、資本主義を維持しながら
SDGsに取り組みましょう!ということになる。

マイボトルやマイバックを持ち歩ければ、
「ちょっと意識が高い」と思われる。

大手コーヒーチェーンではストローを置かなくなった。

このような

「一人一人の資源の消費を減らそう、
 または環境に配慮した行動が大切なのです」

と最後は結ばれることが多いのですが、
本当なのか?と思ってしまいます。

賛否両論あるようですが、
斎藤幸平氏の『人新世の資本論』には
下記のような過激なメッセージがあります。

「SDGsは大衆のアヘンである」

「自分は何か小さなアクションをやっていると思うことで
 今本当に必要とされているもっと大胆なアクションを
 起こさなくなってしまう」

SDGsにおいて意識の高い方は、

“私は小さなアクションを取っている。
 それが個人レベルでできることです”

と言われている気がします。

もちろん何もアクションを起こしていない人よりも
称賛されるべきなのかもしれません。

一方でアクションをしていることで
“安心”と“小さな満足”を得てしまって、
本質的な問題を見なくなってしまう。
または解決の先送りしてしまうことがありそうです。

これはSDGsだけでなく会社経営も一緒だと感じました。
現場レベルで一人一人ができることをやっている。
それで良し!としてしまい、大胆な変革を起こさない。

小さなアクションをしていることで、
本当に直視しなければならない問題から目を背けてしまう。

解決の先送りをする。
アクションしているから「まぁいいじゃないか!」と。

サステナブルな姿勢、経営への姿勢。
どちらにおいても自分によく言い聞かせたいと思います。

Posted on 2021-10-07 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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