2021-07

2021-07-29
『嘘偽りのない会社が支持される』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

顧客向けに過剰な訴求をする告知。
まるで煽るように購入に至らせる。

結果、購入した方が満足されなければ、
不満の声がネット上に溢れかえります。

自社のホームページ上にも
書き込みをされてしまうかもしれません。

また採用においても同様。

いくら「いい会社ですよ!」と所属社員が訴えた所で、
退職者の声にあまりに批判的な声が多ければ、
その方は採用を見送るかもしれません。

「弊社は自由な社風で何でも意見が言える会社です」

と人事担当者が言っていて、
もし真逆の社風であったならば、早期退職に繋がりますし、
“嘘をつかれた”と思うかもしれません。

これだけインフラが整い、
個人で情報発信ができる時代になりました。

これは「嘘は通用しない」ということを意味します。

望まなくても実態が公に公表されるようになりました。

「正直な会社」「嘘偽りのない会社」

当たり前のことですが、こういった会社が一層、
社会から信頼されるようになります。

「必要以上に自社を良く見せよう」

と担当者は考えますが、実態はどうなのか?

本人も過剰表現で「嘘をついている」という認識があれば、
心のバランスが崩れてしまうかもしれません。

会社の実態を磨き上げましょう。
そして正直な姿勢で。

 

2021-07-26
『挑戦しないことは罪』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

先日、経営者Dさまとお話をする機会がありました。

Dさんの事業展開はスピード感があります。
リスクを負いながらも攻める経営を貫く。

業界の中でも異質な存在として知られています。

私から見て、Dさんの『挑戦』のルーツが
どこからきているのだろう…、
と不思議に思いました。

Dさんに

「どうしてそこまで挑戦を止めないのですか?」

とお聞きしました。

こんな回答が返ってきました。

「私は挑戦をしないことは罪だと思っています。
 東北の震災で私は友人を亡くした。

 人間はいつ死ぬか、本当にわからないと感じた。
 
 彼らはもっとやりたかったことがあるはず。
 挑戦したかったことがあるはず。
 彼らは、もう挑戦したくてもできない。
 
 少なくても生きていれば、
 私たちは挑戦できる権利を持っている。

 だから彼らのことを思えば、
 挑戦しないことは罪だと思っています」

何のために挑戦するのか…。

自分のために挑戦するならば、
どこかで挑戦を止めるかもしれない。

でも誰かのための挑戦ならば、
目的を達成するまでは挑戦を止められない。

何となく過ごした今日1日は、
誰かが生きたかった1日かもしれない。

『挑戦しないことは罪』

忘れずに胸に刻んでおきたい。

 

2021-07-17
『回数を重ねれば上達する原則』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

十方よしTVの取材で、
テルズ&クイーンの鈴木社長と対談をさせてもらいました。

その中で、

「人は良いことも悪いことも、
 回数をこなすと上手になる」

と言われていました。

様々な学生と面接をする際に、
嘘をつく学生は採用しないようにしているそうです。

上手に嘘をつこうとする学生も中にもいるそうです。

良いことは何度も回数をこなして、
習慣にすればいい。

ただし悪いことは、
本人にとって長い目で見ればデメリットになります。

・約束を破った時の、言い訳も上手くなる。
・相手を批判することも上手くなる
・相手を言いくるめることも上手くなる
・相手を騙すことも上手くなる
・周りの足を引っ張ることも上手くなる

これらも回数をこなしていくと、
習慣になってしまいます。

どうせ身に着けるならば良い習慣を。

 

2021-07-14
『たねやグループから永続経営を学ぶ』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

 

十方よしTV6月号には、
たねやグループの山本CEOにご出演いただきました。

1872年から少しずつ取扱商品を変えながら、
今に至っています。

和菓子や洋菓子(バームクーヘン)などは有名ですね。

たねやグループ様はSDGsにも積極的に取り組まれています。
原料は全て自然からのプレゼント。
環境維持なくして現在の商売は成り立ちません。

取引先から買い叩くこともしない。
むしろ生産者の思いに耳を傾け、
適正価格で原料を扱わせてもらう。

会社も自然の恵みも「自分の物」とおごる時から
衰退が始まります。

地球からお借りしているだけ。

会社も今の期間、お借りしているだけ。

私含めて、
創業経営者は会社は自分のモノ=所有物と
考えてしまいがちです。

その考えが間違いを起こす。

いま経営している会社は、
次の経営者にバトンを渡すまで、
お預かりしているだけ。

自分たちの世代だけで地球の資源を
使いきろうとしない。

次の世代を考えて、必要な量を必要な時に
有難く頂戴する。

このような謙虚な姿勢があるからこそ、
約150年も会社が続くのだと考えさせられました。

 

2021-07-09
『宮田運輸から学ぶ理念経営 PART3』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

十方よしTV5月号には、
宮田運輸の宮田社長にご出演いただきました。

宮田運輸さんには『困ったときは大騒ぎ』という
合言葉があります。

とある大阪の事業所が台風の被害を受けた際、
会社のグループラインで応援要請。

その際、社長が指示を出したわけでもなく、
愛知県や埼玉県の仲間が応援に駆け付けました。

ほぼ徹夜での作業で難局を乗り越えたようですが、
これはほんの一例で、
助け合いが日常的に行われているそうです。

“仲間を助ける際のコストを気にしない”

これが当然の判断基準になっています。

一般の会社では、

「仲間を助けるのはよいこと。
 でもコストをかけないように」

と言われることが多い。

つまり、
「仲間を助ける」「コストをかけない」という
ダブルスタンダードのメッセージを発信している。

ダブルスタンダードのメッセージは、
聞き手をフリーズさせてしまうことがある。

結局は“動かない”という選択肢を取ってしまう。

他にも同じようなことがあります。

「面白い企画を出してほしい。
 でもコストはかけないで」

「スタッフが安心して働ける環境を作りたい。
 でもコストをかけないで」

これらもダブルスタンダードのメッセージ。

ここで言われる“コスト”は、
会社全体でみれば大した額ではないこともある。

わずかな“コスト”を気にすることで、
それ以上に大事な社風形成を疎かにする。

シンプルなメッセージが人を動かします。
人が動くことで社風が作られます。

皆さんのメッセージは、
どのように受け止められているでしょうか?