経営理念浸透ブログ

2020-06-25
『寄付をする人が叩かれる悲しい現実』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

コロナ危機を迎えており、
一部の著名人などは多額の寄付などをしています。

著名人とまではいかなくても、
私の周りでも、少しでもお役に立てればと
寄付をしている経営者が見られます。

寄付というと

「お金に余裕がある人だけがやるものでしょ」

と言っている人もいます。

「〇〇さんは自分がそんなにお金を持っていることを
 アピールしたいのか?」

と妬むようなコメントもあります。

著名人であればこっそり寄付をしたとしても
大々的に報じられるので、

“名前を売りたい”“好感度を上げたい”

と見る人もいます。

ここまで来ると悲しいですね。

「動機善なりや。私心なかりしか」

という稲盛氏の言葉には感銘を受けます。

ただしこの寄付行動については、
私心はあったとしても、
それで助かる人がいれば、
それでいいじゃないかと思うのです。

私心があるから寄付をしない人。(=行動しない人)
私心はあるけど寄付をした人。(=行動した人)

もし神様がいるならば、
後者の人を褒めるのではないでしょうか?

寄付を妬んで、批判する人の多くは、
いろんな理由を並べて行動しない人が多いように思います。

私も寄付活動をしたことがありますが、
私心をゼロにすることはとても難しいです。

少なくても、

「ありがとうございます。助かりました!」

と御礼を言われたいという私心がありました。

私もまだまだ俗人です。

社会のためならば、

「動機は不純だけど善行ならば良しとする」

それを推奨したいと思います。

 

2020-06-20
『“調子にのる”と問題を引き寄せる』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

芸能人の不祥事にはメディアは飛びつく。
飽き飽きしている人もいるでしょう。

直近でも不倫の話題でテレビから
一人の芸人が消えてしまった。

ある記事には、

「中堅の芸人が何かと不祥事で活動が中止になる。
 だから大御所との世代交代が起きないのだ」

と書かれていた。

たしかに数年を振り返ると、
暴力団との繋がり、闇営業、脱税、パワハワ、不倫など、
自ら問題を作り出して、姿を消してしまった。

知り合いでもないのでコメントのしようがないが、
“調子にのりすぎる”と階段を滑り落ちてしまうのは事実。

ビジネスマンを見ても同様。

“調子にのる”時にクレームをもらうことが多い。

自分で調子にのっていることに気づいていない。
無自覚なことが多い。

経営コンサルタントの板坂氏は書籍の中で
「社長の4大疾病」を紹介している。

1怠慢
当然しなければならいないことを怠けて、
疎かにすること

2傲慢
おごり高ぶって人を見下すこと

3自堕落
行いや態度などに締まりがなく、だらしないこと

4無知
知識がないこと。知恵がないこと。学ぼうとしないこと。

これらには自覚症状がない。

この疾病によって、過剰な投資、過剰な調達、
個人的な浪費、仕事の邪魔になる色恋沙汰などを起こすことで、
経営を傾かせていくと言う。

経営者も調子にのってしまうのだ。

私は調子にのっていないのか?

“今思えば、あの時、調子にのっていたな”

と反省させられます。

・個人としての結果が出ている
・会社としての結果が出ている
・以前も成功したら自分がやれば次も成功できると思う
・無駄なものにお金を使ってしまう
・役職が上がり、人を動かす立場になる
・たくさんの人から頭を下げられる

すると自分でも知らないうちに、
いくらかすごい奴になったと勘違いをしてしまう。

誰かに忠告されれば気づけることもあるが、
多くの場合は、耳を傾けていない。

または聞いているようで、
痛い目に合うまでは聞いていない。

調子にのること、奢ることはとても怖い。

築きあげたものが
直ぐに壊れてしまうかもしれない。

自分の“奢り”が問題を作り出していないか?
振り返ってみてください。

 

2020-06-17
『ごちゃまぜだから上手くいく PART2』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

前回のメルマガの続きです。

2020年2月に石川県にある佛子園様を
訪問させていただきました。

「ごちゃまぜだから上手くいく」

これが雄谷理事長の考え方です。

佛子園さんが運営されている1つに
シェア金沢があります。

ここには高齢者が住んでいたり、
子供や地域の住民がいたり、
障害者や大学生が住んだり、働いたりしています。

大学生がシェア金沢に住む場合、
数万円程度に家賃が抑えられている代わりに、
数十時間のボランティア活動が
義務づけられているというユニークな制度もあります。
(※どんなボランティア活動をするかは自分で考える)

シェア金沢というエリアには
“ごちゃまぜ”が成立しているわけです。

この取組は内閣総理大臣なども視察をされていて、
全国で注目を集めています。

しかし興味深いのは、

「シェア金沢を見に来た人は、
 ここは理想的な場所ですねと言うんです。
 でも私はそういう人に“とんでもない”と答えます。

 ごちゃまぜなんで、いろんな問題が毎日起きます。
 子供がボールで遊んでいたら、高齢者住宅の窓が割れる。
 当然持ち主はカンカンに子供を叱ります。

 子供はまた別の場所で遊んで、今度は壁を汚すとか…。
 次から次にトラブルが耐えないんです」

と雄谷理事長はおっしゃっていました。

人が集まれば毎日問題が起きる。
そして問題が起きれば、どうしようかを皆で考える。

問題解決はどこまでも続きます。
終わりがありません。

完成された理想郷なんてどこにもない。

理想郷に近づけようと努力する。
これがごく「自然なこと」だと感じます。

100%白色で塗られた世界は理想ではない。
むしろ何%か黒で汚された世界が理想なのかもしれません。

 

2020-06-14
『ごちゃまぜだから上手くいく PART1』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

2020年2月に石川県にある佛子園様を
訪問させていただきました。

様々なメディアで取り上げれられているので
ご存じの方も多いかと思います。

「ごちゃまぜだから上手くいく」

というのが雄谷理事長の考え方です。

「ダイバーシティとか、インクルージョンとか。
 そういった言葉が近年使われますが、
 ピンと来ないんですよね」

とおっしゃっていました。

実は私も同じ感覚です。

カタカナしてカッコよいイメージを作り出しているだけで、
本質をボカしている気がします。

雄谷理事長はお寺で生まれています。

そのお寺は、戦災孤児などをお預かりしていたそうです。

障害をお持ちの方も当時たくさんいたそうで、
30人近くの方が一緒に住んでいた。

「自分は赤ちゃんの頃、
 その障害者さんに抱っこして育ててもらった」

と言います。

生まれた瞬間から色んな人に囲まれて育った。
それが日常の環境でした。

そしてその環境は、
「心地よかった」と言います。

まさにごちゃまぜ状態。

資本主義のベースとなる考えは効率化。
効率化をしようと「区分け」が始まる。

それはビジネス領域だけでなく生活圏も同様。
区分けをする。

誰かの物差しで区分けをして、
一箇所に生活を集約していく。

そういった現代の流れは止められないかもしれない。

一つ気になることは、
区分けをして、効率化をして、
はたしてヒトは幸せになったのか?
ヒトは豊かになったのか?

私が雄谷理事長と話している本社には、
様々なヒトがそこにはいました。

職員がいたり、学生がいたり、
地域の親子づれがいたり、障害者がいたり、
高齢者がい、温泉やジムに通う地域の人がいたり…。

色んな人がそこにいたわけですが、
私も“心地よかった”んですよね。

この心地よさがクセになったのか、
都心から戻ってくる若者もいたりと、
人口が増えているエリアもある。

同じようなヒトを同じような場所に集めるのは
効率的ではあるが、不自然なこと。

もともと人間は「ごちゃまぜ」の中に生きることが
自然で豊かになれる気がします。

 

2020-06-11
『他人への期待を手放す その2』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

前回のメルマガについてコメントを複数いただいたので、
本日は続きを書きたいと思います。

他人への期待を手放すこと。
期待が人間関係を壊す原因にもなりうるというのが
前回の内容でした。

ではなぜ「期待」が原因になってしまうのか。

 

1 期待することの大半は相手ができないこと

Aさんには、ピリッと部下を叱ってほしい。
Aさんには、リーダーとしてチームを統率してほしい
Aさんには、周囲の考えに振り回されず、軸を持ってほしい

Aさんには、上記のようなことを期待されるわけです。

そしてAさんも自分の課題をずっと前から分かっている。
分かっていてもなかなか改善できない。

改善できる術が見つからないのに、
「期待」を言われ続ければ、プレッシャーにしかならない。

その人の顔を見るだけでも嫌になるかもしれません。

「期待=お前はできない」という感覚に陥ります。

 

2 メッセージにセンスがない

「上司の仕事は部下へ期待を伝えること」

書籍や講演で教わってきたのでしょう。

しかしこれを伝えるには言葉の「センス」が必要。
センスというのは、相手の心がトキメクかどうか…。

自分を物差しにして、

「Aさんにはぜひ3年後には店長になってほしい」

会社の意向を代弁して、

「Aさんには女性初の管理職になってほしい」
「Aさんには私の後継者になってほしい」

遠回しに課題を含めて、

「Aさんには部下から信頼される上司になってほしい」

こんな期待メッセージだったらどうでしょう?

Aさんもそれを望んでいる、
またはAさんの価値観に沿っているならば、
響くメッセージになります。

しかしずれているならば、単なる嫌がらせです。

店長にも管理職にもなるつもりはない。

後継者なんてとんでもなく、
他の部署へ異動したいと思っていたくらい。

そういう人からすれば、

「あなたは店長や管理職を目指さないといけない」

という指示に聞こえるかもしれません。

 

「では松本さんは、
 仕事上で全く他人に期待しないのですか?」

と言われたことがあります。

いやいや、それは無理です!
無意識に期待してしまいますよ。

これもバランスだと思うのです。

だから意図的に「手放す」ことをして、
バランスを取ることをお勧めしています。

 

2020-06-10
『他人への期待を手放す その1』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

私は、人材育成の専門家でありながら、
ときには人材育成のセオリーを無視することがある。

「ピグマリオン効果」
という言葉を聞いたことがありますか?

相手に期待をすることで、
相手はその期待に応えようとするらしい。

これがベースの考えになっているためか、

「上司は部下に期待を伝えなさい」

と様々な書籍に書いてある。

「あなたには〇〇になってほしい」と。

ちなみに私が部下だった頃、

上司から、

「松本さんには〇〇というふうになってほしい。」
 3年後に〇〇を期待している」

と言われたことがある。

私はその言葉が嬉しいと感じることは
ありませんでした。

性格が捻くれていたのか、

「私の将来像は私が決める。
 あなたに決められたくない」

と感じていた。

「期待」が相手から見て、
「コントロール」に感じれば、
それは束縛でしかない。

だから期待が煩わしいのだ。

冷たい言い方に聞こえるかもしれないですが、
私は他人にあまり期待していない。

「社員に〇〇になってほしい」といった
期待を手放すようにしている。

期待が生まれた瞬間、
相手へのコントロール願望が生まれるし、
期待通りにならないと勝手に不満を抱く。

「どうしてAさんは、○○してくれないんだ!」

という怒りは、Aさんへの期待が出発点だ。

期待を手放すと、
少しでも相手がやってくれたことに、
感謝の気持ちが持てるようになる。

コロナ自粛期間では、
家庭内の不協和音が問題になった。

「子供にもっと勉強をしてほしい」という期待を持つから、
勉強をしない子供へイライラする。

「妻にもっと家事をしっかりやってほしい」
という期待を持つから、妻への不満が積もっていく。

怒りや不満を創り出しているのは
自分の期待が原因なのだ。

期待を手放してみる。
自分が楽になります。

 

2020-06-07
『コロナは何を教えてくれたのか?』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

ネッツトヨタ南国の横田氏が、

「経営で最も大切なことは、
 最も大切なことを、最も大切にすることです」

と言われていたことを思い出します。

なかなか分かっていてもできることではありませんが、
この理想を目指すことが経営活動かと思います。

多くの場合、人生や仕事において、
“やらなければいけないこと”をやることで精一杯で、
大切なことを大切にできずに放置されたままです。

コロナ自粛期間は、経済活動ができず
時間的にゆとりがあった方も多いかと思います。

ということは、

「自分にとって大切なことって何か?」

を考えされられたかと思います。

経営者の方は、営業自粛を迫られるなかで、

「大切なことは何か?」

を事ある毎に考えさせられ、
意思決定した期間だったと思います。

私もこの3ヶ月間は、
人事関連の仕事の多くはキャンセルになり、
時間にゆとりが持てました。

その時間で何をしたかといえば、
子供の宿題を一緒にしたり、
子供とオセロをしたり、
補助輪なしで自転車が乗れるよう練習をしたり。

子供とコミュニケーションを取るためにも、
こういう時間が大事だとは思っていましたが、
なかなか確保できていませんでした。

やらされ感もなく、
心地よい時間に感じました。

仕事が100%動いている期間であれば、
正直できなかったかな…と思います。

私だけでなく、ほとんどの方も
時間的に余裕がなければ、本当に大切なものへ
目が向かなかったのではないでしょうか?

コロナ騒動を前向きに捉えるならば、

「経営において大切なものは何か?」

「ライフスタイルにおいて大切なものは何か?」

を考え直す機会になったのではないかと思います。

社名に込めたZERO=大切にしたいこと。

やっぱりいつの間にか忘れてしまいますね。

弊社は6月2日より7期目を迎えます。
今期もよろしくお願い致します。

 

2020-05-31
『夢中は努力や才能に優る』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

「夢中は努力や才能に優る」

こんな言葉を聞いたことがありますか?

以前、テレビで『消えた天才』という番組が
放送されていました。

今では世界選手権、オリンピック、世界コンクール等で
メダルや賞を取った一流の選手・アーティストたちですが、
昔はまったく歯が立たなかった“天才”が
現在どうしているかを追いかける番組です。

たまたまテレビをつけて、
これが放送されていると最後まで見てしまいます。

興味深いのは、今一流と呼ばれる選手は、
子供の頃は標準的な選手であったり、
仮に上位選手であっても、1位にはなれなかった選手が
意外と多いということです。

そういう意味では昔から超エリートではなかったのです。

“天才”と呼ばれた人達が
いろいろな自己分析をされているの興味深いです。
(※もちろん今の進路に後悔されていないのですが…)

その一つが「夢中は努力や才能に優る」ということです。

若かりし頃、才能に溢れていたとしても、
慢心やスランプで結果が伸びず、競技から離れてしまう。

一流選手・アーティストは
もちろんたくさんの練習をされているのですが、
我々がよく使う努力とは違います。

私たちがイメージする「努力」は、
無理をして好きでもないメニューを淡々とこなすこと。

「努力」という言葉を使っている限りは、
何時間やっているか、
時間に意識が少なからず向いている。

一流と呼ばれる人は、その世界に冒頭していて、
努力をしている感覚がない人もいます。
むしろ楽しんでさえいます。

ビジネスの世界も共通する点があると思います。

若手社員のときに才能・センスがあったのに、
思ったほど30歳以降に伸びていかない人がいる。

仕事を「努力」をしている感覚では、
やはり相手の期待値を超えられない。

時間を忘れて「夢中」になっているときに、
クオリティが高い。

長い目で見れば、
才能や努力に頼った仕事の仕方ではなく、
「夢中」でアウトプットをし続けたか?

それがビジネスマンとしての成長に
繋がっているように感じます。

 

2020-05-27
『専門家に振り回されるな』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

 

今回の国政のコロナへの対処方法については
賛否両論ですね。

「海外と比べて被害が少なかった」

「もっと早く緊急事態宣言を出すべきだった」

「もっとPCR検査を進めるべきだった」

「経済が死なないよう緊急事態宣言を出すべきではなかった」

「主要都市以外は早く経済を動かすべきだった」

様々な意見が飛び交っていますし、
今でもなお、タラレバで論評されています。

誰しも経験したことがない事態。

無事に終息させるために、
専門家の意見に耳を傾けざるを得なかった。

様々な専門家がテレビ等に出演されていましたが、
“コロナ”の専門家はいませんでした。
(感染症の専門家はいましたが…)

専門家と呼ばれる方の意見も割れていました。

「インフルエンザ程度だ。過剰反応するな」

という人もいれば、

「インフルエンザと比較にならない。
 今すぐ都市封鎖をするべきだ」

という人もいた。

専門家達のバラバラの意見に、
国政が振り回されてしまったという構図に見えます。

一方で一部の自治体は、
スピード感ある施策が発表され評価をされている。

この違いはどうして生まれたのか…、
と考えさせられます。

内情はよく分かりませんが、
ファシリテーションに差があったように感じます。

前者は専門家から
「幅広い意見を聞きたい」というスタンス。

そういうフェーズも必要だとは思いますが、
無駄にウンチクをたれて、具体論まで話がいかない。

緊急事態で時間がない中でも、
「そもそも論」を語ってしまい、
何をすればいいかが見えてこない。

こんなことがあったような気がします。

後者はトップが専門家へ会議のガイドラインを引き、
どんなアウトプットを出してもらいたいか、
期待するゴールを明確にしていた。

そのため様々な見解がある中でも、
集約されていった。

こんなふうに予想しています。

企業も同じことがあります。

経営者がトップに存在しますが、
各分野では経営者より詳しい専門家が企業内には多数存在します。

難しそうな言葉を並べて、
経営者を煙に巻くこともできる。

相手は素人だと思って、
成果に繋がらないウンチクを垂れる人もいる。

手綱で専門家をコントロールできるリーダーがいれば、
専門家の知識と経験は、企業に恩恵をもたらします。

ノンコントロールであれば、
時間だけがすぎてアウトプットがない。

専門家が悪いのではなく、
専門家をマネジメントできるか。

これが前者と後者で
施策スピードと具体性において
差が出てしまった要因ではないでしょうか。

 

2020-05-21
『楽しく仕事をしたい人が陥ること』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

仕事=労働。

世界的に見れば日本のエンゲージメントが低い。

仕事を楽しめているかと言えば、
仕方なくお金のために働いている人が多い。

報酬のために我慢して業務を遂行する。

「仕事はお金のために働けばいい」

と割り切っている人もいれば、

「できればやり甲斐を感じる仕事をしたい」

という人もいる。

だからなのか、
仕事でやりたいことを何の不自由もなく、
やれている人を見て羨ましく思う。

「面白いことをやろう」

「楽しいことをやろう」

「ワクワクすることをやろう」

「心がときめくことをやろう」

こんなメッセージが発信される。
私も同感です。

想定内ではなく想像以上の仕事をしたり、
クリエイティブな仕事をするには、
自身の心が動くレベルでないと、
クオリティはたいして高くないことが多い。

だから何かをやる前に、
自分の心の声を聴くことが必要です。

ただ一方で最近の風潮として、
心配なことがあります。

楽しいこと、面白いこと、
ワクワクすること、ときめくことが

“自分さえよければいい”

という価値観がベースになっていないか…。

個人の「自由さ」が尊重されるならば、
それに見合う「倫理観」も求められる。

人前に出て仕事をする著名人。

自由に自分の意見を発言するが、
「倫理観」がなければファンが離れてしまう。

「倫理観」の欠如する人物がテレビ画面に出ることは
タブーにもなっている。

SNS投稿内容を数年前まで遡って、

「〇〇さんは△△と言っていた」

と突っ込まれる。

口から出た言葉は消しゴムで消すことができない。

好きなことをやればいい。
好きなように発言すればいい。

そのメッセージの裏側には、
「倫理観」が備わっているか。

自分のためだけでなく、
誰かのためになっているか。

「利他性」を無視した、

“ワクワク”“楽しいこと”
“面白いこと”“ときめくこと”

これらは持続的な共感性・発展性を生まないでしょう。