経営理念浸透ブログ

2020-05-31
『夢中は努力や才能に優る』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

「夢中は努力や才能に優る」

こんな言葉を聞いたことがありますか?

以前、テレビで『消えた天才』という番組が
放送されていました。

今では世界選手権、オリンピック、世界コンクール等で
メダルや賞を取った一流の選手・アーティストたちですが、
昔はまったく歯が立たなかった“天才”が
現在どうしているかを追いかける番組です。

たまたまテレビをつけて、
これが放送されていると最後まで見てしまいます。

興味深いのは、今一流と呼ばれる選手は、
子供の頃は標準的な選手であったり、
仮に上位選手であっても、1位にはなれなかった選手が
意外と多いということです。

そういう意味では昔から超エリートではなかったのです。

“天才”と呼ばれた人達が
いろいろな自己分析をされているの興味深いです。
(※もちろん今の進路に後悔されていないのですが…)

その一つが「夢中は努力や才能に優る」ということです。

若かりし頃、才能に溢れていたとしても、
慢心やスランプで結果が伸びず、競技から離れてしまう。

一流選手・アーティストは
もちろんたくさんの練習をされているのですが、
我々がよく使う努力とは違います。

私たちがイメージする「努力」は、
無理をして好きでもないメニューを淡々とこなすこと。

「努力」という言葉を使っている限りは、
何時間やっているか、
時間に意識が少なからず向いている。

一流と呼ばれる人は、その世界に冒頭していて、
努力をしている感覚がない人もいます。
むしろ楽しんでさえいます。

ビジネスの世界も共通する点があると思います。

若手社員のときに才能・センスがあったのに、
思ったほど30歳以降に伸びていかない人がいる。

仕事を「努力」をしている感覚では、
やはり相手の期待値を超えられない。

時間を忘れて「夢中」になっているときに、
クオリティが高い。

長い目で見れば、
才能や努力に頼った仕事の仕方ではなく、
「夢中」でアウトプットをし続けたか?

それがビジネスマンとしての成長に
繋がっているように感じます。

 

2020-05-27
『専門家に振り回されるな』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

 

今回の国政のコロナへの対処方法については
賛否両論ですね。

「海外と比べて被害が少なかった」

「もっと早く緊急事態宣言を出すべきだった」

「もっとPCR検査を進めるべきだった」

「経済が死なないよう緊急事態宣言を出すべきではなかった」

「主要都市以外は早く経済を動かすべきだった」

様々な意見が飛び交っていますし、
今でもなお、タラレバで論評されています。

誰しも経験したことがない事態。

無事に終息させるために、
専門家の意見に耳を傾けざるを得なかった。

様々な専門家がテレビ等に出演されていましたが、
“コロナ”の専門家はいませんでした。
(感染症の専門家はいましたが…)

専門家と呼ばれる方の意見も割れていました。

「インフルエンザ程度だ。過剰反応するな」

という人もいれば、

「インフルエンザと比較にならない。
 今すぐ都市封鎖をするべきだ」

という人もいた。

専門家達のバラバラの意見に、
国政が振り回されてしまったという構図に見えます。

一方で一部の自治体は、
スピード感ある施策が発表され評価をされている。

この違いはどうして生まれたのか…、
と考えさせられます。

内情はよく分かりませんが、
ファシリテーションに差があったように感じます。

前者は専門家から
「幅広い意見を聞きたい」というスタンス。

そういうフェーズも必要だとは思いますが、
無駄にウンチクをたれて、具体論まで話がいかない。

緊急事態で時間がない中でも、
「そもそも論」を語ってしまい、
何をすればいいかが見えてこない。

こんなことがあったような気がします。

後者はトップが専門家へ会議のガイドラインを引き、
どんなアウトプットを出してもらいたいか、
期待するゴールを明確にしていた。

そのため様々な見解がある中でも、
集約されていった。

こんなふうに予想しています。

企業も同じことがあります。

経営者がトップに存在しますが、
各分野では経営者より詳しい専門家が企業内には多数存在します。

難しそうな言葉を並べて、
経営者を煙に巻くこともできる。

相手は素人だと思って、
成果に繋がらないウンチクを垂れる人もいる。

手綱で専門家をコントロールできるリーダーがいれば、
専門家の知識と経験は、企業に恩恵をもたらします。

ノンコントロールであれば、
時間だけがすぎてアウトプットがない。

専門家が悪いのではなく、
専門家をマネジメントできるか。

これが前者と後者で
施策スピードと具体性において
差が出てしまった要因ではないでしょうか。

 

2020-05-21
『楽しく仕事をしたい人が陥ること』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

仕事=労働。

世界的に見れば日本のエンゲージメントが低い。

仕事を楽しめているかと言えば、
仕方なくお金のために働いている人が多い。

報酬のために我慢して業務を遂行する。

「仕事はお金のために働けばいい」

と割り切っている人もいれば、

「できればやり甲斐を感じる仕事をしたい」

という人もいる。

だからなのか、
仕事でやりたいことを何の不自由もなく、
やれている人を見て羨ましく思う。

「面白いことをやろう」

「楽しいことをやろう」

「ワクワクすることをやろう」

「心がときめくことをやろう」

こんなメッセージが発信される。
私も同感です。

想定内ではなく想像以上の仕事をしたり、
クリエイティブな仕事をするには、
自身の心が動くレベルでないと、
クオリティはたいして高くないことが多い。

だから何かをやる前に、
自分の心の声を聴くことが必要です。

ただ一方で最近の風潮として、
心配なことがあります。

楽しいこと、面白いこと、
ワクワクすること、ときめくことが

“自分さえよければいい”

という価値観がベースになっていないか…。

個人の「自由さ」が尊重されるならば、
それに見合う「倫理観」も求められる。

人前に出て仕事をする著名人。

自由に自分の意見を発言するが、
「倫理観」がなければファンが離れてしまう。

「倫理観」の欠如する人物がテレビ画面に出ることは
タブーにもなっている。

SNS投稿内容を数年前まで遡って、

「〇〇さんは△△と言っていた」

と突っ込まれる。

口から出た言葉は消しゴムで消すことができない。

好きなことをやればいい。
好きなように発言すればいい。

そのメッセージの裏側には、
「倫理観」が備わっているか。

自分のためだけでなく、
誰かのためになっているか。

「利他性」を無視した、

“ワクワク”“楽しいこと”
“面白いこと”“ときめくこと”

これらは持続的な共感性・発展性を生まないでしょう。

 

2020-05-18
『“ピンチはチャンス”は本当?』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

コロナとどのように付き合っていくか、
会社を経営をされている方は死活問題です。

昔から「ピンチはチャンス」と言う方がいます。

すごくポジティブな考え方ですね。

なんとか商機を見出そうとする姿勢は
とても大切だと思います。

そんなにポジティブ思考ではない私は、
「ピンチはチャンス」という言葉が
今も昔もしっくりきません。

「チャンスだ!」と無理やりポジティブ思考で
自分を騙そうとしている気がするからです。

どちらかと言えば

「ピンチは自分を変えるとき」

というほうが納得できるんです。

話は変わります。

ロックダウンにより工場が稼働しなかったり、
車の移動がないことで、
世界中の空気が綺麗になっていました。

中国、イタリア、スペイン、フランスなどの一部の都市では、
これまで大気が常に霧のようなものに包まれていました。

アメリカのある都市では交通渋滞がなくなり、
上空が綺麗になった写真も公開されていました。

世界で最悪レベルの大気汚染が進むインドでは、
過去20年で最良の状態だそうです。

インドのガンジス川もありえないほど
綺麗になったというニュースもあります。

不幸にも人間が自粛をすればするほど、
地球は綺麗になっていく。

本来の姿に戻っていきます。

私達は、ここまで地球を汚す生物だったんだと
再認識しますね。

地球を綺麗にするために、
「このまま自粛をしましょう!」と
いうことではありません。

「結果」には必ず「原因」がある。

悪しき結果が目の前で起きているならば、
知らない間に、悪しき原因を作り出して
いるかもしれません。

ピンチに遭遇したら一度立ち止まる。

そして自分を棚卸して、しばし深く省みる。

ときには自己否定も必要でしょう。

それを経て自分を変えることができる。

今回のピンチをきっかけに、
大袈裟な言い方をすれば、
生まれ変わることができるか?
大きく変わることができるか?

ピンチはそれを試しているのでは?

 

2020-05-15
『企業研修はオンライン化されるか?』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

コロナの影響で、企業向けの研修コンテンツも
オンライン化が進んでいます。

これまでのリアルな集合型研修がなくなってしまうのでは?
と懸念している方もいます。

結論としては「併用される」流れになるかと思います。

リアルな場での研修開催はなくなることはないでしょう。

オンライン化のメリットは、

・時間と場所を自由に選択できる

・会場代がかからず、制限をかけなければ、
 何人でも聴講できる

・自分のペースで聴講できる

などがあげられます。

一方デメリットもあります。

・個人ワークなどを入れても、
 講師から一方通行になりがち。

・受講者の理解度や納得度を
 把握しながら進めにくい

・ディスカッションを通じての
 気づきが得られにくい

などなど。

私の知り合いの大学生の話では、
コロナ期間中、大学の授業はオンラインに
切り替わったそうです。

「一応、授業を見るんですけど、
 手元のスマホ開いて他のことを
 やってしまうんですよね…」

と言われていました。

オンラインは知識習得型のコンテンツには向いていますし、
学習意欲が高い人には適切な方法かと思います。

自分の時間に合わせて、
どんどんカリキュラムを進めることができますから…。

一方でデメリットは、
「深く掘り下げて考える」モードにはなりにくい。

周りに誘惑が一杯ありますから。

もともと学習意欲が高くない人は、
再生ボタンを押すだけで、
ラジオのように聞き流すだけの受講になってしまう。

上記の大学生のように、スマホで他のことをやっていて、
視聴履歴だけが残り、気づきはないかもしれません。

リアルな集合型研修の場は、
“見られている”“集中して考える”
という空気が作りやすい。

コンテンツの問題ではなく、
学習環境次第で学びの質は
大きく変わってしまいます。

企業研修の多くは、どちらかと言えば
「自らが貪欲に学ぶ人」が対象になっているわけではありません。

もっと「学んでほしい」「気づいてほしい」
「自分を顧みてほしい」という目的があります。

研修の目的が変わらない限りは、
オンラインに一本化されることは困難かと思います。

 

2020-05-09
『コロナ終息後のパラダイムシフト その②』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

コロナ終息後、人々の行動変容、
そして経営スタイルはどのように変化していくのでしょうか?

感染症は今回の終息で終わりではなく、
持続的に続きそうです。

「3密」と呼ばれる感染症対策は、
経済とのバランスの中で継続されていくでしょう。

今回の一連の流れにより、
経営危機を体験した会社が多いかと思います。

今後はリスクマネジメントの観点で、
リスクを分散させる戦略を取っていく会社が
多くなるのではないかと思います。

○海外生産+国内生産

マスクを始め、医療品関連商品は、
輸入に依存していることが赤裸々になりました。
国内生産でコスト最小化を目指す企業が出てくるでしょう。

○働き方改革 長時間勤務削減+リモートワーク

この2ヶ月間で在宅勤務が一気に進みました。
今後も在宅勤務期間が生じる可能性もあります。

働き方改革=長時間労働の削減というテーマから、
働く場所の自由化を推進せざるを得ない状況になります。

○リアル+オンライン
上記の在宅勤務と重なりますが、
オンライン化が進むことによりリアルな機会の位置付けが
変わるかもしれません。
だらだらした会議がなくなっていくかもしれませんね。

 

○インバウンド+足元顧客
日本へ観光に訪れた人々向けのサービスを
展開している会社の打撃は大きいですね。

今後も一定期間、国内に人が入ってこないケースも考えられる。
足元需要への別サービスを企画・開発していくでしょう。

 

○リアル店舗+在宅サービス

店舗へわざわざ足を運ぶ価値を改めて考えさせられています。
外出せず自宅で受けられるサービスはないか。
自宅で快適に過ごせるサービスはないか。

店舗へ人を集めることに依存しない形態は進みそうです。

他にも出てくるでしょうね。

私たち経営者は特に、
流れを敏感に察知しておきたいですね。

 

2020-05-06
『コロナ終息後のパラダイムシフト その①』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

「afterコロナ」、「withコロナ」といった言葉が
聞かれるようになりました。

緊急事態宣言が解除された後、
どのように社会が変化していくのか。

この社会的価値観の変化にいかに適応できるか。

企業経営において生命線と言えるでしょう。

コロナを経験した世代は、
今回の記憶が焼き付けられます。

約75年前に終戦時を経験した世代と
経験していない世代では、
ベースとなる価値観が異なると言われます。

インパクトある出来事は、
人々の価値観を変えてしまいます。

今回のコロナも同じようなことが
言えるでしょう。

経験した世代と経験していない世代では、
価値観が違いが起きる。

ある小学生が飲食店の経営苦境のニュースを見て、

「飲食店はすごく大変で難しい。
 これからもウェルスと長期的に付き合っていかないと
 いけない。店舗運営には危険が伴う」

と話されていました。

将来は自分のお店を持ちたい!と
夢を語っていた子供も
今回の悲惨な現実を目の当たりにして、
考え方が変わってしまったようです。 
 

コロナによって
「〇〇は危険」という負の記憶ばかりが焼き付けられ、
様々な行動に抑制かかることが恐ろしいです。

感染症対策は長期的に必要になっていくでしょうが、
付随して、行動量も行動範囲も制限がかかっていくのが
怖いですね。

 

2020-04-29
『“私は大丈夫!”というバイアス』

こんにちは。

理念浸透コンサルタントの松本です。

周りが変化していたり、危機的な状況が迫っていても、
「私は大丈夫」と自分に都合のいいように思い込んでしまうこと。

これを社会心理学、災害心理学では
「正常性バイアス」と言うそうです。

コロナ騒動の中、
人が密集している所に感染を気にせずに
自分から足を運んでいる人がいますね。

私には関係がないと同僚と飲み会をしていて、
感染してしまった人もいます。

これらの人は、“自分は大丈夫”という
「正常性バイアス」が働いていたのでしょう。

と言っている私も同様だったかもしれません。

ニュースで流れているコロナ感染は、
どこかで他人事でした。
私には影響が少ないとも当時は思っていたかもしれません。

それが自分たちの職場の近くで感染者が出てくると
見方が変わっていきました。

コロナ感染拡大に伴い、
知り合いの会社が倒産してしまいました。

開業し運営するまでの苦労を間近で見ている私は、
同じように心が痛みました。

またうつ病になってしまう人が
近くに出てきたりもしました。

そういうこと目の当たりにすると、
いかに自分が「正常性バイアス」に
支配されていたかと思います。

私を含めて、

「自分には影響がない」
「自分には大丈夫」

という思い込みが思考を止めて、
行動を鈍らせてしまいます。

コロナに限らずですが、
自分の「正常性バイアス」に気づき、
疑うようにようにしていきましょう。

 

2020-04-21
『直近の印象が良ければいいのか?』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

「人間は感情的に物事を判断する」

このように言われています。

「自分は論理的な人間である」と思っている方でも
感情的に情報を判断し、意思決定してしまうことが
あるでしょう。

企業内の人事評価にて、

「直近の印象に引っ張られない」

という原則を考課者研修にて伝えますが
どうしても直近の印象で引っ張られます。

Aさんへの直近の印象=Aさんへの直近の感情
で評価が変動してしまうんですね。

あまり触れたくない話題ですが、
政治の世界でも応用されます。

選挙の直近では、悪い印象を与えないために
意見が分かれるものは結論を出さない。

あえて先延ばしにします。
失態を侵さないことに重きを置く。

直近の印象を悪くすると
投票数に大きく影響を与えますから。

意地悪な見方をすれば、
選挙の直近にはポイント稼ぎが必要になりますね。

恐ろしいことにスキャンダルを隠しておいて、
そのタイミングで公開し、
足を引っ張ることもあるようですが…。

本来は任命期間でどれだけの結果を残したのか。
冷静に評価するべきなんですね。

人が人を評価するのは難しい。

直近の評価が自分の感情を支配してしまう。

これだけは注意しておきたいものです。

 

2020-04-18
『ガイドラインで動ける人、動きたくない人』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

コロナ対策の一環で、
国や都道府県からガイドラインが日々告知されます。

例えば直近言えば、自粛要請対象の業種の
ガイドラインが発表になりました。

興味深いのは、このガイドラインに対して
2パターンの人間に分かれるということです。

一人はガイドラインから大まかな趣旨と定義を掴んで、
自ら考えて自粛するなり、営業をするなりを考える。

もう一人は、こんな曖昧なガイドラインでは動けないと
不満をぶつけて、答えを求める人。

後者の方の気持ちは理解できるのですが、
国や東京都へ期待しすぎなのでは?と思います。

いま世の中にどれくらいの業種数があるのか、
正確な数字は把握していませんが、
相当な数があるでしょう。

なかには2~3つの業種を跨ぐ営業スタイルもあるはずです。

そのすべてを洗いざらい挙げて、
自粛対象の業種か否かを指し示さないといけないのでしょうか?

そこから先は自分で考えて、
自分で結論を出そうとしないのはなぜなのか?と思います。

会社内でも同じようなことが起きます。

経営陣はガイドラインを示す。
最後のチューニングは現場に任せることが多い。

部署やエリア等によって事情が異なるので、
細部まで上層部が決めることは難しい。

ガイドラインが仮に合っても
自己裁量が残されているわけです。

でも自分で考えることが嫌な人は、
“自分だけの答え”を欲しがります。

「私はどうしたらいいですか?」

「あなたは〇〇してください」を求める。

見方を変えれば“自分で考える”ことを
放棄しているようにも見えます。

動けない理由を自分ではなく、
他の誰かの責任にすり替えている。

最後の最後は、自分で考えて自分で決める。

それを肝に命じておきたいですね。