2025-01
2025-01-30『ビジネスマンがインベスターZから学べる事』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
年末から、漫画『インベスターZ』を読みました。
ビジネスに必要なエッセンスが
たくさん盛り込まれています。
その中にこんなストーリーがあります。
「不老不死のビジネス」を考えた中川くん。
新規事業のプレゼン大会があり
そこでプレゼンする機会を得ます。
この会の主催者であるホリエモンは、
中川君のビジネスに3つの条件をクリアしたら
出資するということを申し出ました。
1つめの条件。
不老不死のビジネスアイデアを論理的に説明するということ
2つ目の条件
財布と携帯を持たずにヒッチハイクで東京から札幌まで行くこと。
中川くんは知り合いにお金を借りて
飛行機で札幌まで行こうと考えましたが、
「やってみれば分かる」というホリエモンの言葉を信じて、
ヒッチハイクで札幌まで向かいます。
これは、「死ぬほど恥をかく経験」をさせることが狙いでした。
プライドをかなぐり捨てて、
目的のために自分を犠牲にしなくてはいけない。
企業経営すると、そんな試練に何度も遭遇することを
体験してほしかったのだと思います。
同時にアイデアなんて価値はなく、
大事なのは行動力だといいます。
3つ目の条件。
北海道に着いた中川くんへ提示されたこと。
広大な草原を見ながら、明日の日没までにここの草を
少しも残さずに全部刈ること。
中川君は最初は1時間当たりに刈り取れる面積を計算する等を
しましたが、到底終わる見込みがありません。
無理だと諦めそうになる。
最終的には汗水たらして、愚直に作業をする。
それを見た周りの人が機械を貸してくれたり、
協力者も現れて、最後までやり切りました。
自ら愚直な姿を先頭に立って見せること。
そして周囲の協力を得ること、
周囲を巻き込むことの重要性を体感してほしかったのでしょう。
1 論理的にビジネスアイデアを説明できること
2 アイデアではなく行動に価値があること。
プライドを捨て恥をかいても、ゴールに向かうこと
3 愚直な姿を見せること。
周囲を巻き込むこと。協力者を作ること。
上記の3つの条件は、
起業家を目指す人たちだけへのメッセージではないように
思います。
自分が描く志や目標を実現したい人は、
これら3つの条件をクリアすることが
必然なのかもしれません。
2025-01-24『経営基盤は人間関係が9割』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
経営者も人間です。
得意分野がありますし、苦手分野もあります。
一人で全ての領域をカバーすることはできません。
自分の苦手領域を自覚していれば、
苦手領域においてメンバーを頼ることができます。
そして謙虚にメンバーの声に耳を傾けることができます。
「全ての分野が標準以上にできる」と自己認識していると
メンバーの意見に耳を傾けることができない。
例えば、マーケティング(=事業展開)は得意だが
マネジメント(=組織づくり)は苦手な経営者がいます。
ビジネスモデルを考えて、
価値ある商品・サービスを考えることが得意。
一方で社内メンバーの「感情」には関心がない。
関心がないから、人よりも気づかない。
顧客とも社員間も突き詰めると「人間関係」です。
お客様との人間関係が悪くなれば、
リピート率は下がります。
社内の人間関係が悪くなれば、
退職者が増えます。
退職者が増えれば生産性は下がります。
ノウハウも溜まりません。
退職者が担当していた顧客もしだいに離れていく。
人間関係を疎かにして、
内部崩壊してしまった会社もあります。
一からではなく、マイナスからの立て直し。
非常に時間も労力も要するでしょう。
経営幹部同士の人間関係が悪化していることで、
事業の方向が定まらない会社もあります。
このように考えていけば、
「人間関係」は疎かにできません。
人間関係は「経営数値」に与える影響は少ないと
考えがちですが、そうではありません。
会社が好転していく
重要な要因と考えたほうがいいでしょう。
2025-01-16『失敗した時に「誠実さ」が問われる』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
弊社でも別事業において、
人材採用に大変苦労しております。
33万円を使って、
一人も応募者が来ないという
アンラッキーな出来事もありました。
こちらの掲載を依頼したのはN社。
営業担当・運用担当の方は契約時には、
自信をもって私に営業トークをしていました。
「30万近く費用を使えば、御社の基準があるので
1名採用できるかどうかは分かりませんが、
4~5人程度の応募者は来るかと思います。
弊社には○○人の登録者がおり、
スカウトメールにアプローチが可能。
過去の実績値から見て、十分にクリアできます」
このように自信を持って語っていましたが、
3週間が経ち応募なし。
「残りの予算で別の手を打ちますので
もうしばらくお時間をください」
結局、予算を使い切り応募者0名。
もちろん弊社の掲載原稿は完璧ではないので、
課題はあるでしょう。
残念だったのは、担当の方ではなく
アシスタントのスタッフから、
「結果は出ていないのですが、
掲載は延長されますか?」
とだけ連絡がきたこと。
結果が出る・出ないは、
様々な要因があるので仕方がないことです。
残念だったのは、
担当者から連絡・説明がなかったこと。
総括があってもいいし、
今後の改善点の説明があってもいい。
担当者は気まずくなり、
避けてしまったのでしょうか…。
自分が事前に話していた結果が出なかった。
今回の件は「失敗」と言ってもいいでしょう。
その時にどのような対応をするのか。
上手く行かない時ほど、
人の誠実・不誠実が現れるといいます。
この会社のサービスは
二度と利用しないでしょう。
不快な思いをすれば、
「次」のチャンスはないですね。
私も反面教師にしたいと思います。
2025-01-05『遺伝子にスイッチが入る体験』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
サッカー元日本代表監督の岡田武史氏。
岡田氏のお話を聞く機会がありました。
フランスワールドカップの最終予選終盤。
前監督が解任され、急遽代表監督へ。
当時は危機的な状況であって、
ワールドカップへの期待から
周囲からものすごいバッシングを受けた。
最終的には現実を「開き直る」ことができて、
覚悟を決めてチームを導いた。
筑波大学の分子生物学者である
村上先生から「遺伝子にスイッチが入る」
という話を後になって聞いたそうです。
「人間の遺伝子には百科事典3200冊分の
情報が入っている。
そのほとんどは普段は眠っている。
何らかの刺激を受けることでスイッチが入り、
大きな力を発揮することができる」
そのワールドカップ予選の時の自分の状態は、
「遺伝子にスイッチが入っていた」
ということに気づかれる。
岡田氏は教育事業も今治で展開されていますが、
教育方針の中でも「遺伝子にスイッチを入れる」
ということを大事にされています。
岡田監督のほどの体験はないにしても
「遺伝子にスイッチが入る」に
近しい感覚を抱いたことはないですか?
今年は弊社の規模からすれば、
過去にない大きな投資を試みた年でした。
金額が大きいがために、
かなり覚悟や勇気も試された。
万が一、
失敗すれば会社が倒れるような事態にまで
発展する可能性もあります。
絶対的に失敗は許されない。
そういう「追い込まれた状態」に
自分の身を置いた時、
今まで使っていない思考が
動きだしたような気がしました。
「遺伝子にスイッチが入る」とは
大袈裟かもしれませんが、
「このままいくとヤバい…」
「絶対にどうにかしないと…」
その時に自分の中の何かが動き出した。
どうしたら上手くいくか…、
乗り越えられるか…。
様々な思考が頭の中をめぐりました。
必然的に自己変容も起きます。
これはすごく貴重な経験です。
皆さんは2024年、
「遺伝子にスイッチが入る」体験はありましたか?