2021-03

2021-03-17
『今だに進化しない飲み会のマナー PART1』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

4月には新入社員が入ってくる会社もあるでしょう。
ビジネスマナーの内容も含まれています。

私も当然、ビジネスマナーを新入社員へ教えてほしい、
と依頼を受けることがあります。

1つ疑問に思っているのが、
「ビジネスマナー」という類に入ると、
振る舞い例が固定化されてしまい、
長々と伝統のようになってしまうことです。

時代とともにビジネスマナーも変わるべきでは?
と思うことがあります。

例えば、飲み会での振る舞いについて。

「周囲の人のグラスが減っていたら、
 こまめにビールを注ぐようにしましょう」

「グラスが空にならないようにする。
 半分以上グラスが空いていたら頻繁に注ぐことで
 ビールがぬるくならない」

「瓶のラベルを上にして両手で持つこと。
 泡が立たないようにゆっくりと少しずつ注ぐ。

「ビールを注ぐと注ぎ返されることもあるので、
 その時は一口でもいいので飲んでグラスを
 差し出すようにする。グラスは斜めに」

この辺りは基本レベルで、

お湯割りか水割りか、ハイボールは濃いめか薄めか。
どういう順番で飲む酒の種類が変わっていくのか。

上司のこういった嗜好も覚えるとよいと
教えている人もいました。

飲み会は自分を売り込むチャンス。
だから上司に好印象を持ってもらう機会だと。

新入社員時代、私は上記のようなことを先輩社員から
何度か教わりましたが、実行はしませんでした。

知っているのにやらない、少したちが悪い新人でした。

「お前はもっと酒の場を上手く使えば、
 もっと評価が上がるのに…」

と諭されたこともあります。

飲み会の光景を一歩引いて眺めて見たときに、
「新人はお店のお姉ちゃんか!」と思ったわけです。

がはは!とのけ反って大笑いしている上役の隣で、
若手社員が氷を慎重に入れて、
熱心に焼酎水割りを作っている。

滑稽でした。お店のお姉ちゃんです。

それで気分良くしている上役を見て、

「THE 昭和のおっさんはみじめだな…」

と心の中で思っていました。

これっておかしい光景だな?と若い人は思わないのかな?

海外の人が見たら、どう思うのか?と。
飲み会で上役にお世話するって苦痛だろうな…。

こんなことを強要される、または空気の力で強要ならば、
私の様に社内の(上役との)飲み会だけは行きたくなるよな…と
思ったわけです。

仕事終わっても、懇親会の場でも
上司を気持ちよくさせる、
不愉快にさせないようにお世話する。

それを喜ぶ、THE昭和のおっさん。

おじさんと飲み会にいきたくなくなる理由が
よく分かります。

あれから20年経ち、少しは上役の立場にたった私。

気をきかせて、
ビールを注ぎにきたり、すすめられたりするのですが、
今だに気持ち悪さがあります。

「ペースがゆっくりだからさ。
 自分の分は自分で頼むから、
 私のことは気にしないでいいよ」

と言って終わります。

昭和のおっさんの悪口を書きましたが、
私も昭和生まれです。

感性はおっさん化しないように努力したいと思います。

飲み会のマナーもそろそろ進化するべきでは?

 

2021-03-13
『経営者も“弱い”。現実に負ける』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

十方よしTV3月号には、
ユザワフードシステムの湯澤社長に
お越しいただきました。

ある日突然40億の借金を背負い、
どのように返済していったかを赤裸々に語っていただきました。

メンタルがぼろぼろになりながら、
生きている間に返せないといわれた借金と
どのように向き合ったのか。

今のコロナ苦境に立ち向かっている経営者には、
特に参考になるでしょう。

興味深かったのは、

「理念が大事だとは知っていたし、分かっていた。
 でも借金を返すことがどうしても優先になってしまう。
 
 あなたの会社の社員は“借金を返すために働いているのか?”
 と言われてハッとした。

 でも自分はなかなか変われない。
 いや、経営者ほど変われないかもしれない」
 

と言われていました。

何事も自分に都合よく捉えてしまう経営者。

だから“裸の大様”にならないように、
仲間づくりが必要だと湯澤社長は言われていました。

「自分を後戻りさせないために経営者の仲間が必要。
 理想を語る経営者のコミュニティが。

 その中にいることで、優先順位を間違えないように
 ブレーキをかけられる」

私が知っている限り、
理想を常に追いかける経営者のコミュニティや
経営者塾は世の中に多数あります。

しかし自分に負い目があると、
そのコミュニティや塾から遠ざかるようになる。

行かない理由も自分に都合よく、いくらでも作れます。

「〇〇なことが自社で起きてしまった。
 経営者仲間に報告できない」

「業績が悪すぎて、
 とてもその場に胸を張って行ける状況ではない。
 恥ずかさやみじめさがある」

「自社で起きていることなのに、
 あれこれ経営者仲間から言われたくない」

内心はいろいろあるのでしょう。

本来こういったコミュニティの目的は、

「胸を張ってこれる人しか来ない」のではなく、
「現実に流されてしまう経営者を引き留める場」と

考えたほうがよいかもしれません。

 

2021-03-02
『利益は“ほどほどに”』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

先日、Y社長からこんなことを言われていました。

「私の経験上、過去最高益というのは麻薬。
 利益はたくさん残せればいいと思っていました。
 
 でも最高益を目指すと社内にひずみが出る。
 
 削ってはいけない経費を削る。
 人件費が上がらないように、
 たくさんの業務をスタッフに任せて疲弊する。
 
 社員が健康を害したこと、店内で火事があったこと。
 根本原因は私の最高益思考です。
 
 最高利益から最適利益に考えを改めました」

起業家O氏も同じようなことを言われていました。

「最高益という事実があれば、内容を見なければいけない。
 未来への研究開発費を絞れば、利益が残る。
 しかしそれは数年後に不利益を被るだろう。

 四半期決算で自分が任された期間で
 結果を残そうとする経営者の中には、
 数年後の会社の状態よりも、現在の最高益を目指す。

 “利益はほどほどに”」

よくビジネスは「結果がすべて」だと言われる。

もし結果=利益と捉えるならば、
結果の検証は必要だ。 

その結果は持続性があるのか。

専門誌に過去最高益ともてはやされた企業は、
今どうなっているのだろうか…。