経営理念浸透ブログ

『正しい決断なんて誰も知らない』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

以前、恩師から

「経営者含めたリーダーは正しい判断をすることが大事だ。
 それ以上に判断は正しかったする努力がもっと大事だ」

と言われたことを思い出します。

A社で起きたことです。

Y部長は成績を出せる力はあるのですが、
部下からの人望がありませんでした。

Y部長の態度に不満を持っている部下は多数います。

かといってY部長を異動させる部署もないし
明確な異動理由もありません。

パワハラとして認定できるような声と証拠が
あるわけでもありません。

簡単に辞めさせることもできない。

会社にそれなりに貢献してくれているので、
なんとか会社に残れるようにしてあげたいという気持ちもある。

社長は研修で変わってくれないかといろいろな研修に
出させましたが、効果はありませんでした。

1ON1でコンコンと説明するのですが、
行動が変わることはありませんでした。

こういった状況だった場合、
あなたはどのような決断を下しますか?

バッサリと英断することも考えられますし、
周囲をなだめながら時を稼ぐこともある。

部長が変わる仕掛けをさらにするかもしれません。

正しい判断とは何でしょうか?

私も同じような経験がありますが、
雇用している社員にお金を貸した経験のある社長は
結構いますね。公にしないだけで。

「お金を貸すなんて…。
 絶対戻ってこないし止めたほうがいい。
 絶対に後悔しますよ」

多数の方がそう言いますし、
それが正しい判断だと分かっています。

分かっていますが、正しくない判断を選択します。

一般的には後悔しない選択をするべきだと教わります。

「後悔する判断をあえて選択する。
 正しい判断をしたら、もっと後悔したかもしれない。
 だから正しい破断に飛びつくのではなく、
 判断が正しかったと思えるように尽力すること」

どんな時でも100%、正しい判断ができれば理想的です。

でもいろいろな事情を鑑みると、
ベストではない判断を選択せざるを得ません。

一度決めた判断は、それが正しかった証明する努力を
チーム一丸となってすること。

こういった迷いのないチームが成果をもたらします。

Posted on 2019-11-21 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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