経営理念浸透ブログ

『経営者の休む“勇気”』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

従業員のワークライフバランスに向けて
環境整備することが企業の責任にもなってきました。

一方で経営者の「ワークライフバランス」は対象外です。

以前、小規模事業者の経営者の労働時間の
実態の調査結果を見たことがあります。

1日10時間程度の実務、週1回の休日が平均値でした。

最終責任者であるし、仕事が好きでやっている人もいるので、
労働時間が多い、休日が少ないという議論をしても
仕方がありません。

休むことに「罪悪感を抱く」経営者が一定数います。

「従業員が自分が休んでいる時間も働いてくれている」

「自分が働かなければ会社が減収減益する」

「3日間休みをもらっても何をしていいか分からない」

様々な理由で休日が減っています。

経営者こそ「休むことも仕事」と考えた方が
いいように思います。

身体的な疲労だけでなく、
精神的な疲労はいつの間にか蓄積しています。
気持ちを緩める期間があった方がいいでしょう。

そして何より日常に埋没してしまうと、
「新しいエッセンス」を吸収できない。

業界や取り巻く先々の環境を考えて、
新しい商材、新しいサービス、
新しいビジネスモデルの準備をしなければならない。

正確にいえば「休む」ことではないですが、
意図的に日常と自分を引き話す。

会社に行かずに、
トレンドを掴む感覚を研ぎ澄ましたり、
非日常を見聞きすることが必要だと思います。

会社に来ないと、従業員からは仕事をしているようには
見られないかもしれません。

理解を得ることは必要ですが、
365日「労働」することではなく、
「経営」することが一番の役割ですから。

経営者は意図的に休息を取りましょう。
休む“勇気”が必要です。

Posted on 2023-02-25 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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