経営理念浸透ブログ

『日本で初めて徳目評価を導入』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

十方よし.TV 9月号のゲストは、
富士製薬工業の今井会長。

産婦人科領域治療薬としては、
日本トップメーカーです。

加齢と共に起こる女性の体調変化。

まだまだ日本医療は女性に
ウィルビーングに寄り添えていないことに
危機感をお持ちでした。

さて富士製薬工業様は
日本で初めて「徳」を評価制度の軸においた会社です。

徳とは「自己の最善を他者に尽くしきること」

と今井会長は定義しています。

2011年から徳目評価として社内で運用スタート。
毎年改良を繰り返しています。

他業界から「徳目評価」に関心を持ち、
お話を聞きに来る方もいらっしゃるそうです。

7つの徳目(仁・義・礼・智・信・覚悟・中庸)
19の指標に分かれています。

内容は、日本人として、
人間として大切な基本原則のような項目です。

上司だけでなく周囲のメンバーからの
他者評価を入れています。

今井会長のお話で興味深い点は、

「実績を出している社員は、
 徳目評価が高いという相関関係。
 それが何年も運用しているうちに見えてきた」

という点です。

短期的視点で言えば、
おそらくスキルの高い人材、経験値が高い人材が
実績を出していたのかもしれません。

しかし長期的視点に立つと
実績を出し続けるには
「徳目」が外せないということが分かってきたようです。

「昔はコンピテンシー評価などを導入してみましたが、
 何かフィットしない時代がありました」

とも言われていました。

この違和感を放置しておかなかった点が
素晴らしいですね。

短期的ではなく長期的・持続的に
結果を出している人材は、
「徳目」に準じた行動をしている。

持続的成長を考える経営者は、
経営の軸に「徳」を置いてみてください。

Posted on 2024-10-19 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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