こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

映画化された『えんとつ町のプペル』。

絵本でしょ!と半分舐めていたら、
大人でも楽しめる作品でした。

煙突町でのストーリー。
町の人は黒い煙に覆われて輝く星を知らない。
それどころか外の世界も知らない。

町の人は星があることをお伽話だと思っている。
たった一人信じていたが主人公のルビッチ。

信じている星の話をすると、友達には虐められる。
町の人からも罵られる。

話題にすらできない話題だった。

あることをきっかけに星を探しに行くことを決意するわけですが、
町の人に向かって言い放ちます。

「誰か見たのかよ。あの煙の向こう側を。
 誰も見てないだろう。
 だったらまだわからないじゃないか」

総監督の西野さんも言われていますが、
大人にも「刺さる言葉」ですね。

「他人の不幸は蜜の味」とはよく言ったもので、
幸せを感じられない人は、
他人に幸せになってもらっては困る。

一緒に不幸を味わいたいのでしょうか。

無謀な挑戦をする人を見つけては、叩いて笑います。

総監督の西野さんもお笑い芸人でありながら、
この作品は絵本3冊目。

1、2冊目はヒットしないわけですから、

「西野は終わった!」「止めておけばいいのに…」
「芸人の分際ででしゃばりすぎ」
「才能がないから止めたほうがいい」

などと、非難されていました。

ヒット作品が生まれた今なおも、
あれこれ批判は続いていますが…。

西野さんが

「テレビをつければ、まるで魔女狩り。
 挑戦する人をみんなでたたく。
 失敗をした人を立ち上がれないくらいまでたたく。
 負の循環になって社会がよくなるわけがない」

と言われていて、同感します。

何かをやるきるには、批判はつきもの。
雑音に耳を傾けるのではなく、内なる声に耳を傾ける。

それを鈍感力とも呼ぶし、信念とも呼ぶ。

ルビッチのセリフを胸にしまっておきたいですね。

「誰か見たのかよ?誰も見てないだろう!
 だったらまだわからないじゃないか」