こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
新入社員の方へメッセージを出す際、
自分の話が相手にどのように受け止められるか、
注意をする必要はありますね。
額面通り受け止められてしまうことがあるからです。
例えば、
「苦手なことであっても、大変なことがあっても
挑戦していきましょう」
といった旨の話をする。
これは
「逃げてはいけない。立ち向かうべきだ」
といった意味で解釈されることがある。
「逃げてはいけない」だけがその人の価値観になり、
結果、心が疲れて壊れてしまう人もいる。
その人は「逃げる」「お休みする」ことが
必要になります。
「逃げてはいけない」「逃げてもいい」、
どちらもTPOに応じて正解なんですね。
情報発信者は、メッセージを片側からしか
発進できません。
そうしないと、
結局何が言いたいの?結局どちらが大事なの?
となってしまうからです。
またはその人の今の状況にもよります。
これまで「逃げる」選択肢ばかりしてきた人は、
「逃げてはいけない」というメッセージが響く。
これまで「逃げない」選択肢をとってきた人は、
「逃げてもいい」というメッセージが響く。
できれば、情報発信者側は
相手がどのような状態なのかを把握して伝える。
情報受信者側は、相手がどのような立場で話を
展開しているのかを想像する。
少しでも互いに誤解を防ぐには、
このような努力が必要ですね。