こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

昨日まで取材で長野県の白馬に行っていました。
白馬岩岳マウンテンリゾードの和田氏にお会いするためです。

書籍『スキー場は夏に儲けろ!』をぜひご覧になってください。

ここはグリーンシーズンに多くの来場者が来られています。
直近のGWでもゴンドラ待ちで長蛇の列。
4,800人もの来場者が山頂でごった返してしまうほど。

ここにしかない!仕掛けをしているわけですが、
その裏には多くの失敗もあったそうです。

コンサル時代の先輩に
和田氏はこのように言われたそうです。

「本質的な意味での戦略コンサルの需要は減っていく。
デジタルの世界になり、

パイロットプロジェクトを仕立てるコストが減る。
プロジェクトの成果のモニタリングのコストも圧倒的に減る。

そうなると計画を綿密に立てることで成功確率を高めるという
これまでの戦略コンサルの思想自体が通用しなくなる。

自社のリソースを活用してパイロット的にプロジェクトを進め、
都度修正していく方が成功確率が高まるはず」と。

和田氏の失敗事例はここでは書けませんが、
致命的にならない程度の失敗は数多くしています。

「計画」よりも「実験」にリソースを割くというポリシーです。

「計画を疎かにしていい」ということではありませんが、
計画づくりで満足してしまう企業を見ると残念でなりません。

計画づくりにリソースを割き、そこで力尽きてしまう。
まるで計画がゴールになっているようです。

何倍速で実行し、その都度軌道修正を図る。
一直線でゴールにはたどり着けず、
実験を繰り返し、ジグザクしながらゴールに近づいていく。

上手く行った最後だけを見れば、
成功事例のように見えますが、
実験と改善の繰り返しの歴史が隠れています。

仕事も人生も実験の連続なのかもしれません。

夏頃に和田氏の対談動画を公開できるかと思います。