こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
経営者に美意識は必要か?
あなたは、この問いにどのように答えますか。
ここでは「美意識=感性」とも捉えます。
先日、自身が持っている「美意識=感性」を
経営の軸に据えている社長にお会いした。
その方の表情は本当にイキイキとされていました。
どうしてもまだまだ経営の言語は数値であり、
判軸は理性が主流です。
・儲かるか、儲からないか…。
・効率性が高いか、低いか…。
・生産性が高いか、低いか…。
上記が判断軸になることが多い。
でもこれからの時代も、
果たして「効率性重視」なのでしょうか?
私の思い込みかもしれませんが、
これには違和感しかありません。
都内の分譲地を見れば、平屋1棟ではなく、
どうにか3F建ての狭小住宅を2、3棟作ろうとする。
限られた土地から棟数の最大化を狙う。
それが土地の広さに対して最大の利益を生むから。
マンションを作るなら、余白を限りなく減らして、
階数の最大化を狙い、部屋数を作れるだけ作る。
投資回収の最大化を狙う。
店舗を作れば、ところ狭しと椅子と机を並べ、
客席数の最大化を狙う。
上記の例は、
生産性・効率性を追求した結果。
でもそこに住む人、そこに来る人の心の豊かさは
どうなんだろう…。
心の豊かさの最大化は必要ないのか…。
時間も空間も余白の中で、
豊かさを感じたりするものでしょう。
利益の最大化を目指すのか。
それとも心の豊かさを目的にし、
利益は適正ラインを目指すのか。
これも経営者の感性によるもの
なのかもしれません。
儲かるとはいえ、
・何となくダサい、
・何となくショボイ、
・何となくカッコ悪い
このように自分の感性に何かが引っかかるならば、
それは方向性がずれているのかもしれない。
自身の美意識、感性と向き合ってみては
いかがでしょうか?