こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
社員を大事にしたい!という気持ちが強い経営者ほど、
社員の退職にショックを受けます。
本音なのか、建て前なのか、
退職には様々な理由が語られます。
どのような理由であれ、
もっと経営者として何かできなかったか。
または会社の未熟な点が浮き彫りになり、
ショックを受けることが多々あります。
反省をすること自体は否定しません。
退職率が高過ぎるのは当然問題です。
会社に課題があるのが明白だからです。
一方で退職率はゼロにできるか、
もしくはゼロが良いのかといえば、
そうとも言えませんね。
四国管財の中澤会長は、
夢実現コースという制度を用意しました。
辞めることを前提に入社する人向け。
在籍時代に夢の実現に向けて、
様々なことを当社で学んでほしいと
言われていました。
またサロン経営で有名な
ライジングローズの向井社長も
「人の問題は尽きなかった。育てても辞めてしまうし、
辞め方が良くない人もいて、そこに疲労する。
今は将来サロン開業したい人を対象にして、
卒業を前提に採用するようになってから、
上手くいくようになりました」
と言われていました。
「社員を大事にすること」と「社員を囲い込むこと」は
同義ではありませんね。
囲い込むことは、仕方なくここで働くという社員を
増やしてしまうかもしれません。
どうしたら社外に人材が流出しないか、
外壁を作る発想を止める。
どうしたら人がここに自然と集まるのか、
中心地を魅力的にする。
退職という事象について
捉え方を変えてみると施策が変わってきます。