こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

先日、「日本で一番大切にしたい会社大賞」の
受賞企業にお伺いしました。

経営者の方と話をしていて、
以前からの疑問点が解消されました。

「人を大切にする経営」の実践事例は、
書籍やレポートなどで数多く紹介されています。

実践企業の経営者の講演会などもありますし、
映像教材にもなっていますので、
勉強されているはずです。

でもなぜか、真似をしようとしているのに
「空振り」している企業をよく見ます。

なぜなんでしょう…。

答えは「人を大切にする経営」が目的なのか、
手段なのかの違いです。

空振りしている企業の多くは、
「人を大切にする経営」が手段なのです。

近年、人が採用できなくなっている。
人の定着もしていかないといけない。
経営が行き詰まってきました。

「人材不足」の時代だから
「人を大切にする経営」をしようとするのです。

一方、本物の実践企業は、
「人材不足」時代になる以前から
「人を大切にする経営」を実践しています。

「人材不足」という外的要因があろうがなかろうが、
「人を大切にする経営」が一貫しているんです。

「人を大切にする」ということが、
いつの時代も経営の目的・中核においているんです。

ここ3年くらいは、
人員不足がいよいよ深刻になりました。

人材が取れないから、いろんな福利厚生を見直し、
「人を大切にする」と言い出す企業が増えました。

それは所詮、信念ではなく対処策なんです。
薄っぺらいんですよね。

働いている社員はバカではありませんので、
その点は見破ってしまっています。

どちらの企業を目指しますか?

大切にされない会社には、
当然人は集まってきません。