今日のテーマは
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遺伝(先天的)<環境(後天的)
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最近様々な分野の2・3世と呼ばれる人達にお会いします。
例えば、医者・弁護士・政治家・彫刻家・
起業家・経営者などなど。
父親も●○やっていて…。祖父も●○やっていて…。
代々引き継がれています(※道を外す人も多いですが…)
彼・彼女らにとって、
その道に進むことはもはや『当たり前』なんですね。
でも部外者である私たちからすると
「すごい!」と見えます。
先日もこんな会話が目の前で起きました。
起業家:
「佐藤社長(仮名)はすごいですね。
何もないところから事業を立ち上げられて…。
不安とかなかったんですか?」
「不安がないことはないですが…。
父親が複数の事業を立ち上げているのを
幼少期から見てましたから、
自分もそういうことをやるものだと思っていました」
2代目経営者:
「工藤社長(仮名)は、他企業の一般サラリーマンから
後継者として実家に戻られた。
経営者としてやっていける自信はあったんですか?」
「自信があるとかないとかの問題ではないです。
幼い頃から経営者の父親を見てきました。
継いでくれと直接言われたことはないですが、
継ぐものだと思っていました。
父親の知り合いの経営者がよく自宅に来て、
遊んでもらっていましたし、
そんなに遠い世界に住む人だとは思っていませんでした」
本人からすれば普通。
他人からすればすごい!というギャップが起きています。
人の思考・言動は何によって決まるか。
最近では遺伝(先天的)が50%、
環境(後天的)が50%という考え方が主流ですね。
2世たちは遺伝的要素が
備わっているという見方もできますが、
環境的要素の方が大きいのではないかと思います。
つまり身近で見る親が
起業家であったり経営者であったりする。
だから起業家や経営者が
特別な仕事ではないと刷り込まれている。
自分も当然なれるものだという自己認識・自己信頼がある。
一般的な人から見れば、
「起業家」「経営者」にはなれないと思っている。
遠い世界にあり、
自分には無理だという自己認識・自己信頼がある。
どのような自己認識・自己信頼を持つかで
両者の差が生まれています。
出発点でほぼ決まってしまっているんですね。
「高い自己認識と高い自己信頼が可能性を広げる」
私自身を振り返ってみると、
ごくごく平凡な家庭に育ちました。
「起業」とか「経営」とか聞くと、
自分とは別世界の人だと思っていましたし
縁のない世界だと思っていました。
でも「コンサルタント」という仕事を通じて
多くの「経営者」と仕事をさせて戴きました。
その過程でいつの間にか、
経営者は「特別な人」ではなく
「普通の人」と思うようになっていきました。
この仕事を通じて私の自己認識・自己信頼が
変化してきたのかもしれません。
皆さんも自己認識・自己信頼を変えるアプローチを考えてみましょう。