こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
仕事上、多くの人に出会う機会が多いので、
「優秀な人材を見抜くポイントはありますか?」
と聞かれます。
正直「ありません」としかお答えできません。
確率をあげるために、
複数の目で多くの面接時間を割く、
という方法はあるかと思います。
仮に入口で応募者の適性を見たつもりでも、
職場に入ってみたり、実務を任せてみると、
面接時の印象とのギャップが出てきます。
あれ?思ったよりできる人だな、とか
あれ?思ったよりも協調性がない人だな、とか。
一緒に働いていく中で、
面接では見えなかった素が見えてきます。
さらに言えば、私は
「苦しい状況に置かれると人間の素が見える」と
思っています。
追い込まれたときほど、
包み隠せずに「人間性」が出てしまう。
業績下降すれば、
経営陣の素の「人間性」が見えてくる。
地震や水害にあった際に、
現場の人間の「利他性」が見えてくる。
10年前の東日本大震災の時も、
我先にと、関東から西に逃げる
国の中枢を司るリーダーもいましたね。
コロナ感染者が増えていくと、
現場で働く人の「使命感」が見えてくる。
有事でなければ、人の素は見えにくい。
コロナ下においては、経営者から従業員まで、
一人一人の「素性」を隠せなくなっています。