経営理念浸透ブログ
『あんなに大変そうなら、僕は偉くなりたくない!』
私が近頃コンサルティング現場でよく聞く社員の本音があります。
それは…。
「あんなに大変そうなら、僕は部長(店長)になりたくない」
ショックですね。リーダーの皆さん、凹みますね。
労働時間を見てか、業務量を見てか、
数字のプレッシャーを見てか…。
とても大変そうに見えるのでしょう。
このコメントを事実として部長(店長)へ伝えると
こういった反応が返ってきます。
「悲壮感、疲労感が出ないように注意しないといけませんね」
「もっと早く仕事を切りあげて帰らないといけないですね」
「プライベートも充実していることを
アピールしないといけませんね」
どれも正しい回答です。
皆さん、偉い!
リーダーたるもの、部下からどのように見られているか。
それを意識した振る舞いは必要ですから…。
でも本当に、本当にそれでいいのでしょうか?
私は何かスッキリしないんです。
私の本音はこうです。
「大変そうだから部長(店長)になりたくない?
だったらあなたはならなくて結構!
そう考える時点でまず100%なれないでしょうから」
大変そうだからリーダーになりたくないと思っている人。
大変ではないリーダーはどこにいるのでしょうか?
私は見たことがありません。
大変ではないリーダーは存在しないのです。
(大変さを見せないリーダーは勿論いますが…)
現在リーダーになっている方は、
ある程度「大変さ」を覚悟していたのではないでしょうか。
だから部下が
「部長(店長)になったらキツイじゃないですか。
だから私は今のままがいいんです」
と言ってきたら、こう切り返してください。
「そうか。なら部長(店長)を目指さない方がいい。
めっちゃキツイからな。お前の想像以上にキツイぞ!
まぁでも…。でもなぁ…。
癖になるくらい、めっちゃやり甲斐あるわ。
選ばれた人しかこの経験は味わえない」
部下に大変さを見せたっていいんです。
だって事実なんですから!
「大変さ」以上の「やり甲斐」「楽しさ」を
見せることが大事なんだと思います。
大変なのは間違いない。
でもなぜか部長(店長)の背中がワクワクしているように見える。
そこに魅力を感じるのだと思います。
「大変さ」を覚悟した上でリーダーになりたい人材を
育成しましょう。
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