経営理念浸透ブログ
『“まさか”に備えたさくらんぼ農園』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
十方よし.TVの2月号のゲストは、
株式会社やまがたさくらんぼファームの矢萩社長。
書籍『さくらんぼ社長の経営革命』も
合わせてご覧ください。
やまがたさくらんぼファームさんは、
コロナの影響で最大の収益だった観光農園が入園者ゼロに。
その中で、果樹のネット販売、加工商品の開発、
自販機販売、直営カフェに着手。
収益性ある事業を育てあげて12期連続黒字を達成。
6次産業化の分野でも優良企業として
表彰もされています。
今となっては、
コロナが事業に与える影響は少なくなりましたが、
当時は様々な分野で大打撃でした。
さくらんぼの果樹園も同様。
外出が自粛される中、国内外から来園者が激減。
さくらんぼは生育を待ってくれません。
1年かけて苦労して育てたさくらんぼ全てが
大量廃棄になってしまいます。
「ワケアリ倶楽部」という通販や、
6次産業化により様々な商品を開発。
商品化によってさくらんぼを無駄にせず、
賞味期限を延ばして、
活用することもしました。
コロナが襲ってきた当初は、
2つの考え方がありました。
1.何かよく分からないインフルエンザのようなもの。
じきに収束するだろう
2.未知のウェルス。出口が見えないくらい、
長引く可能性があるだろう
矢萩社長は、
2011年の東北の震災も大ピンチだったといいます。
当時、予約されていた「さくらんぼ狩り」のツアーは
ことごとくキャンセル。
さくらんぼは、大量廃棄するしかない。
あえて摘まず、鳥たちに食べてもらうことも。
「愕然としました。
非常に悔しい思い出でした」と言われていました。
まさかここまで影響を受けるとは
想像していなかったそうです。
震災後の事業転換の遅さが、
経営にダメージを与えたという教訓がありました。
その教訓が活きて、
今回のコロナが始まった時に、
いち早く事業転換することに成功。
さくらんぼ狩りの来園を中止して、
あらゆる経営資源を通販や六次産業化、
カフェ事業に切り替えたそうです。
会社を持続させるには、
「まさか」に備えることだとある方は言われてました。
過去の経験から、
様々な「まさか」を想定することもできます。
経験は想像力の幅を広げます。
皆さんは「まさか」に備えていますか?
Related Posts