経営理念浸透ブログ

『もう会社を閉めよう…からの奇跡』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

十方よしTV7月号に出ていただいた
京谷染物店の蜂谷社長のお話。

お祭りで着る法被などの染物を
得意としていました。

薄利体質で非常に経営は厳しかったそうです。

「絶対に潰してはいけない」
と決心して、ご両親から会社を継承したものの、
会社を続けることがいよいよ難しくなってきた。

その時に起きたのが東日本大震災。

被災地にボランティアにいかれて、
逆に勇気をもらったそうです。

「祭りの復興もしたい」

地元の方からそのような声をたくさん聴いて、
“祭り”という文化の意義ととともに
祭りを支える自分たちの仕事の価値を再確認しました。

何か力になれたらよいのですが、
資金的に余裕はありません。

「もう会社を続けることは難しい。
 最後くらいはこの方々のお役に立って
 会社を閉めよう」

そう思って染物店としてできることを
無心で協力をしていったそうです。

その後なんと

「こんな仕事もやってほしい!」

と様々な有料の依頼事が飛び込んできたそうです。

会社を閉めることを覚悟した蜂谷社長。

まさかそこから仕事が
どんどん舞い込んでくるとは
思いもよらぬ奇跡。

自分や自社に余裕がなければ、
他人・地域の役に立とうなんて、
普通はなかなか思えません。

逆を言えば、だから支持されず
ずっと余裕がないのかもしません。

純粋にお客様の役に立ちたい
純粋に地域の役に立ちたい
純粋に次世代のために役に立ちたい

邪念を一度脇に置いて、
「役に立つ」ことを振り切って実践してみる。

その時に商売の奥深さを
気づかせてくれます。

Posted on 2022-09-03 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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