経営理念浸透ブログ

『“もめ事がない”ことが良い関係なのか?』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

 

十方よし.TV 6月号のゲストは
谷川クリーニングの谷川社長。

茨城県と千葉県にクリーニング直営13店舗、
コインランドリー直営1店舗を運営されています。

「ルールや仕組みを作らない。組織図もない」

一見、変わった企業の様に見えるかもしれません。

これでどうして会社が運営できるのか?
不思議ですね。

当時は他社と同じようにルールや仕組みで
組織をマネジメントしていました。

事業計画書を作ったり、
作業・接客マニュアルを作って研修を実施したりと。

しかし谷川社長には違和感があったそうです。

「本当にこれでいいのかな?」と。

お父様との不仲から、心も疲弊しきっていた。

ある方との出会いをきっかけに、
お父様との関係性を改善しようします。

自ら挨拶をし、自ら変わることを選択しました。

それに伴い、
スタッフとの関係性も変化していきました。

「関係性があればルールや仕組みはいらない」

谷川クリーニング様は一つの生命体の様に、
チームプレイで仕事が流れていきます。

そして仮に問題が起きても、
「役割や責任」などと言っていないで、
指示がなくても、それぞれが動いていくのです。

谷川社長は「良い関係」とは何か?
を自問自答します。

良い関係とは、「プラスマイナス0の状態」?

つまり「もめ事がない」「ケンカがない」
「無関係な状態」

これが「良い関係」なんだろうか?と。

「プラスマイナス0の状態」をゴールに置くならば、
できるだけ相手と関わらないようにする。

関わらなくなったから、もめ事がなく
いくらか平和になったと感じるかもしれませんが。

相手と関わらないことで、
些細なことで疑心悪鬼にもなることはなくなりません。

谷川社長はお父様と
「プラスマイナス0の状態」ではなく、
「プラスの関係」を築きたいと考えた。

そして自分の言動を変えていきました。

私たちは、仕事やプライベートで
人間関係に悩みます。

もめ事があると、
「プラスマイナス0の状態」をゴールに置く。

それはそれで構いませんが、
谷川社長の様に、本当は「プラスの関係」を築きたいと
心の中で思っているならば、
ゴール設定を変更しなければなりません。

「もめ事がない状態」を目指すのか。
「信頼し合える状態」を目指すのか。

ゴールをどこに置くのかで、
私たちの振る舞いは変わっていきます。

Posted on 2024-07-18 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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