経営理念浸透ブログ

『ゆるブラック企業&パープル企業を求める若者』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

Twitter上で「ゆるブラック企業」という概念が
話題になったという記事がありました。

特徴として、

「何年働いても月給20万ちょっと」
「キャリアパスなし」
「他社で通用するスキルが身につかない」

ということがあがっています。

同じような意味で放送作家の美濃部氏が
「パープル企業」と名付けたようです。

「仕事は過酷ではないが、組織として崩壊し、
勤めていても何のスキル向上が図れない企業。
仕事が楽なため無為に長年勤めてしまい、
その結果、他の企業や社会ではまったく通用しなくなる」

と定義付けています

「ゆるブラック企業」でも「パープル企業」でもいいのですが、
共通して言えるのは、
給与の高さは望めないが楽な仕事で構成されている点。

安住しているうちに、浦島太郎状態で
使えないビジネスマンになっている点です。

世の中で必要とされている仕事ではあるが、
実際にこういう会社はあります。

私の知り合いで
今の会社に転職した経緯を話してくれました。

ある会社では、高速道路を車でゆっくり走り、
道路に不審物が落ちていないかをチェックする。

不審物が落ちていたら危険なので除去する。
そういった仕事を20代の頃、やっていたようです。
(※周囲は60歳前後の年配の方ばかり)

最初は楽な仕事で残業も殆ど無いし、
いい仕事だと思っていました。

しかし3年も5年もやっていると、

「あれ?俺って何ができるようになったんだろう。
 万が一、この会社がダメになったら、
 俺は何ができる人間なんだ?使えないよう奴になっている?
 ただ時間だけ過ぎているだけで何か成長したのか?」

今の自分と将来の自分を冷静に考えた時に、
急に焦りを感じたそうです。

それで今の会社に転職を決意したと。

キャリア思考がない人にとっては、
「パープル企業」や「ゆるブラック企業」は
最適だという人もいます。

でも成長できる職場ではないならば、
非常に「リスク」を抱えているということも
認識したほうがいい。

人材難だから何にでもなる!と安心している方。
仕事はあっても転職するたびに、
給与が右肩下がりに鳴っている人もいますから。

会社や仕事が楽か楽ではないか、
それだけで選んでいる若者がいれば教えてあげたいですね。

その考えは非常に危険。
まだ若いのに社会から必要とされない人間に
なってしまうかもしれないのだから…。

Posted on 2019-02-26 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

Related Posts

 

Comment





Comment