経営理念浸透ブログ

『クレドを作る前にやるべきこと』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

経営者の方の中には、
「私の理念が伝わっていない」と嘆く方がいます。

もちろん会社の規模にもよるのでしょうが、
100名以下の企業であれば、伝わっていないのではなく
「伝えていない」のが正しい。

経営幹部とともにクレド(行動指針)を作りたいと
相談を受けることがあります。

A社は社長のメッセージが日頃から少ない。
A社でクレドを作ると
「私の描くクレドとずれている」と社長は言われます。

すると社長の編集作業の割合が高まっていき、
結局は社長の作ったクレドになっていく。

B社は日頃から社長メッセージを熱心に発信している。
B社でクレドを作ると、
「私の描くクレドと、ほぼほぼ一緒です」と言われます。
少しに修正のみで完成させることができます。

経営理念浸透で大事なことの一つが、
社内の「口癖」です。

子供は育った環境、
つまりは親の発する言葉から覚えていきます。

そして言葉から考え方がインストールされていく。

会社にも共通点があります。
社内で使われる口癖が社員の頭に自然と入っていく。
そして言葉から考え方が形成されていきます。

おそらくB社の社員は、
社長のメッセージを頻繁に聞いているうちに、
自分の考え方なのか、経営者の考え方なのか、
境目がなくなっているのではないかと思います。

ですからB社の社員が自然と発している言葉を聞くと、
社長の言葉(=社長の理念)が影響していることが分かります。

浸透していないとなげく前に、
相手に影響を与えるほど発信しているか?

まずはそこからですね。

Posted on 2021-01-21 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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