経営理念浸透ブログ
『グレーゾーンはアウト』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
ハラスメントセミナーの中で参加者の発言が
気になったことがあります。
「○○といったらパワハラですか?」
「○○という声かけはセクハラですか?」
「○○というセリフはマタハラですか?」
一般常識から考えて、
それは声に出していったらまずいでしょ!
というセリフもある。
とはいえ、その後に大きな問題に発展するかどうかは、
二人の会話の文脈であったり、
加害者と被害者の信頼関係による所が大きい。
ですから一概に
「○○といったら100%、ハラスメントです」
とは特定しにくいこともあります。
「○○というセリフはギリギリセーフですか?
それともアウトですか?」
ハラスメントの境界線を
必要以上に確認したがる方もいます。
OKという判定ならば、
自分の言動を変える必要がないと思っているのでしょう。
ギリギリOKなのか、NGなのか。
それは根本的に考え方が
間違っているように思います。
信号に例えるならば、
赤信号と青信号は誰にでもわかるサインです。
問題は黄色信号です。
ギリギリOKなのか、NGなのかを
確認したがる方は、
この黄色信号(グレーゾーン)のことを
明確にしたいのです。
もしパワハラにならないならば、
パワハラ寸前の範囲で、
振る舞おうと思っているのでしょうか。
黄色信号は「止まれ」と解釈すればいい。
黄色にそもそも踏み込まないようにする。
グレーゾーンの中を明確にするのではなく、
グレーゾーンにそもそも介入しなければいい。
グレーゾーン=アウト
という考え方を持つくらいで丁度いいでしょう。
Posted on 2022-04-30 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »
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