経営理念浸透ブログ
『コンサルタントとして大切なことは京セラで学んだ Part4』
前回第3回目は「時間当たり採算」という話でした。
今回は第4回目です。
コンサルタントとして活かされていること。
それは…
「動機善なりや、私心なかりしか」
京セラフィロソフィーの一つです。
営業職の皆さんであれば、
この項目の実践がいかに難しいかを
特にご理解いただけるのではないでしょうか。
営業職であれば個人の目標数値を
達成するという責任があります。
でも自分都合でお客様にごり押しをして、
押し売りをすれば信頼関係は壊れます。
かといって自身の目標達成を投げ出すこともできません。
根底にある考えは
「自分のため」か「お客様のため」か。
動機がどちらにあるのか。
相手は敏感に感じ取っているように思います。
自分のため(=私心)に提案していると感じとられれば、
お客様は離れていくでしょう。
私もお客様へ何かを提案するときは
何度も何度も自問自答します。
「自分の利益のために提案していないか?」
「嘘偽りなく本当に目の前のお客様に必要な提案か?」
「私心に走らず、必要な物を必要な時に
必要な物だけ提案しているか?」
動機に嘘偽りがない。
すると自信を持ってお客様へ提案することができます。
そしてこういった提案をすると、
返ってお客様から「感謝」されることもあるのです。
提案の中身も大事なんでしょうが、
そこに至る自分のあり方として、
「嘘偽りがない」「私心がない」という状態で
臨むことが絶対条件ではないでしょうか。
話は変わりますがクライアント先のリーダーへ、
厳しいコメントを役割上言わなければならない時があります。
厳しいコメントは、自分にとっても相手にとっても
決して気持ちの良いものではありません。
その時にも一瞬、自問自答するのです。
「動機は善か?相手に良くなってほしい
という気持ちが本当に根底にあるのか?」
私の体験上、
動機が善である厳しいメッセージは相手に届きます。
なぜか相手が真摯に受け止めようとしてくれるのです。
皆さんも何かアクションする前に
3秒だけ考えてみてください。
「動機は善か?私心はないか?」
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