経営理念浸透ブログ
『コンサルタントとして大切なことは京セラで学んだ Part9』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
今日のテーマは
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頭がいい人は要注意!
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「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」
この方程式は稲盛名誉会長が書籍等でもよくお話されていますね。
私は「できるコンサルタント」を夢見て京セラに入社。
周囲の先輩方は誰もがすごい人に見えました。
特に能力面です。
自分が何度考えても思いつかなかったようなアイデアや考察が
溢れんばかりに出てくる。
「自分は何と能力が低い人間なんだろう…」
そう思い落ち込みました。
それからは「能力磨き」を最重要事項にし、自分磨きに励みました。
でもそれなりに能力が身についてもクライアントから支持されることはありません。
他コンサルタントをみても
「能力が高い人=クライアントから指示される」という法則性はありませんでした。
「能力」はもちろんあった方がいい。
でもそれ以上にクライアントにもっと良くなってほしいという「熱意」が
なければ、信頼を勝ち取ることができません。
そして自分の数字のためにではなく、純粋にお客様のためと思う利他の心。
コンサルタントである前に、人・リーダーとしての考え方。
そこに魅力がなければ、クライアントとの長期的な関係づくりは困難であるということに
後々気づきました。
能力はあって当然です。
それ以上に「考え方」「熱意」がなければ、一つ上のステージには行けません。
組織変革のお手伝いをしていると、残念な人に出会います。
一人目は能力・熱意ともに高い。でも考え方がマイナス。
「どうしたら目標達成できるか」ではなく、
なぜできないかを理路整然に説明しブレーキばかりかける人。
せっかく「能力」という武器を持っているのに、
組織にとってマイナスに活用しています。
二人目は能力は高いが熱意が低い人。
地頭がよく頼んだ仕事をそつなく、テキパキこなしてしまいます。
でも仕事や役割への熱意がない。
熱意がない人には当然チャンスが巡ってきません。
大きな仕事・役割が任せられることがない人です。
コンサルタントとして生きていく上でも、企業人として生きていく上でも、
「考え方×熱意×能力」という法則に立ち返ることをお勧めいたします。
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