経営理念浸透ブログ
『サラリーマンの特権を使う』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
先日、経営者Aさんと話していて
ハッとしたことがあります。
その方は40歳で数十億規模の会社の代表をされています。
25歳で企業されているので15年近く経営者経験があります。
Aさん:
「松本さんは起業される前、
サラリーマン経験はどれくらいありますか?」
松本:
「私は10年くらいですかね」
Aさん:
「それは羨ましい。
サラリーマン時代の後悔ってありませんか?」
後悔?
私は答えがすぐに出てきませんでした。
Aさん:
「サラリーマン時代でないと経験できないことって
あるじゃないですか。
私はサラリーマン経験は3年くらいしかないんです。
いま思い返せば、この3年間をもっとフル活用して
おけばよかったと後悔しているんです」
松本:
「どのような後悔ですか?」
Aさん:
「だってサラリーマンってお金もらいながら、
いろんな勉強ができるじゃないですか。
もっといろんなことにチャレンジして
失敗しておけばよかったと思うんです。
失敗しても会社が最終的に責任を追ってくれる。
代表となった今ではそれができない。
サラリーマンという特権を使って、
もっと経験値を積み重ねることが
できたと思うんです」
なるほどなと思いました。
言われてみれば、
20代の私が目の前にいるならば、
「会社をフル活用してもっと成長しなさい。
失敗したって会社があなたを守ってくれる。
失敗の数はあなたの財産になる」
とアドバイスをするかもしれません。
自分がサラリーマンだった時は、
このような特権まで考えられていませんでした。
むしろ組織内のしがらみや制約条件が多くて
自由にできない「窮屈さ」ばかり感じていました。
でも冷静に振り返れば、
自由がなかったというよりも、
自由にチャレンジする権利を
放棄していたのではないかと思います。
今、置かれている環境に
不満を持っている人も多いでしょう。
見方を変えて、
この環境だからこそできることにも
目を向けてみてください。
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