経営理念浸透ブログ
『シニアと若手の融合』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
前回に引き続き。
十方よし.TV 7月号のゲストは、
株式会社メトロールの松橋社長。
工場の自動化に貢献する「高精度工業用センサ」の
開発・製造・販売をされている会社です。
従業員120名(パート・アルバイトさんが多数)でありながら、
世界200以上の装置メーカーと取引があり、
グローバルニッチトップ企業です。
日経ビジネス、日経トップリーダー、
カンブリア宮殿などにもご紹介されているので、
ご存知の方もいるでしょう。
メトロールさんの興味深い点は、
シニアと若手が上手く融合していること。
かつて事業の方向転換などにより、
大手企業の技術者が外部に流出しました。
彼らは新しい活躍の場を求めています。
メトロールさんにも
大手企業出身の技術者が入社しました。
そして技術者として、着実に力をつけている
30代の若手もいます。
この両者(シニア×若手)を組み合わせて、
技術開発をしているのです。
パートナーとして機能しているんです。
新しい製品が生まれているケースもあります。
シニアと若手のシナジー効果を出したいと思っていても、
上手くいっている企業の方が少ない。
そこには、一回り二回りもの年齢差があり、
世代間ギャップが存在する。
互いに理解し合えない存在として認識し、
歩み寄ることができない。
結果、シナジーが生まれていません。
なぜメトロールさんでは、上手くいっているのか?
「不安と恐れ。それを取り除くこと」
「左脳ではなく右脳のコミュニケーションをすること」
と松橋社長は言います。
つまり反対の現象が多くの会社で起きています。
潜在意識の中で不安や恐れを感じながら
仕事をしている。
技術を伝承すれば、自分の居場所がなくなるかもしれない。
お役御免で必要とされなくなるかもしれない、等。
そして左脳のコミュニケーションばかりしている。
論理性、合理性重視です。
人間の感情や気持ちは視界から外します。
本来、会社はどうあるべきなのか。
人間同士の関係とはどうあるべきなのか。
それを再考できるお話でした。
Related Posts