経営理念浸透ブログ
『チャレンジ、チャンス、チェンジ』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
十方よし.TV10月号のゲストは
株式会社荻野屋の高見澤社長でした。
荻野屋さんは峠の釜めしとして有名ですね。
皆さんも一度は、
食べたことがあるのではないでしょうか。
1885年創業、今年で137年。
明治18年に信越本線横川駅の開業に伴い、
旅館業と共に弁当屋としてスタート。
横川駅~軽井沢間の廃線により釜めし販売の激減。
上越自動車道の開通により国道18号利用者減。
そのためドライブイン利用客が大幅に減。
ドライブンインの多角化。
サービスエリアへの出店などで危機を回避します。
2003年に父である当時の社長が急逝。
現社長が26歳で会社に戻りましたが
莫大な負債が残っていました。
組織の危機意識の欠如、
機能しない管理体制にメスを入れて改革を断行。
少しずつ変化が起きてきた矢先、
東日本大震災の影響で自粛モード。
最も予約が入る時期にキャンセルの嵐。
資金繰りが大幅に悪化し、実質債務超過に認定されます。
資産売却やグループ会社の解体・透明化などをし、
なんとか7年で債務超過の解消。
一安心と思いきや次に訪れたのがコロナ。
前年の売上80%あまりが消えてしまいました。
新しい企画の推進とスクラップ&ビルドにより、
営業利益は2021年は前年度比160%まで成長しました。
釜めしの専門店を銀座にオープン。
人気アニメとコラボ企画。
新橋に飲食店をオープン。
様々なチャレンジを今なお続けています。
137年も続く老舗企業。
荻野屋さんだけではないですが、
想定しない大きな危機が何度も訪れ、
それを乗り越えた企業だけが老舗企業と呼ばれます。
荻野屋さんの合言葉は3つのC。
「チャレンジ、チャンス、チェンジ」
危機こそチャレンジをして前に進む。
それが新しいチャンスをつかむことに繋がり、
新生荻野屋へチェンジしていける。
3つのCには、
そういう想いが込められています。
「危機こそチャレンジせよ」
「チャレンジなくしてチャンスなし」
そのようなことを教えていただきました。
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