経営理念浸透ブログ
『“不満”ではなく“不安”が理由です』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
労働者を酷使して劣悪な職場環境で働かせる企業のことを
「ブラック企業」という。
ブラック企業で働きたいと思う人は少数であり、
ブラック企業では若者の退職率は当然高くなる。
対語には「ホワイト企業」がある。
一般的に従業員のエンゲージメントが高く、
退職率と残業時間が低く、
有給休暇が多い企業を指す。
ホワイト企業を目指している経営者も出てきている。
「働き方改革とは“働かない”改革」と
揶揄している専門家もいる。
つまり、いかに労働時間を減らし、
どれだけ休みを増やすのか。
それだけに注力しがちだからだ。
「ゆるい職場」というワードも出てきた。
労働時間も短くて、休みもしっかりとれて、
仕事のプレッシャーも少ない。
大きな仕事の責任を負うことは少なく、
やるべきことをやっていればいい。
リクルートワークス研究所の調査によれば、
直近の新入社員の48.9%が、
「自分は別の会社や部署で通用しなくなるのではないかと感じる」と
回答しているそうだ。
社内の人間関係も良いし居心地もよい。
でも自分は成長しているのだろうか?
社外から見て、価値あるビジネスパーソンになっているのだろうか?
このままこの「ゆるい職場」にて
自分の将来はどうなるのだろうか?
そんな不安を抱くのでしょう。
「働きやすさ」と「働きがい」。
その2つが揃って初めて、働き方改革。
「働きやすさ」ばかりを追求した結果、
「ゆるい職場」になってしまわないように。
特に自己成長意欲が高い若手社員ほど、
「ゆるい職場」に見切りをつけてしまうでしょう。
「不満」だけでなく「不安」も退職の要素になりうる。
Posted on 2024-08-08 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »
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