経営理念浸透ブログ
『中小企業が取るべき「守り」の経営』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
ビジネスバンクグループさんから、
新刊『~生き残る会社をつくる~守りの経営』を
ご恵贈いただきました。
まだ読まれていない方は、ご購入ください。
→『生き残る会社をつくる「守り」の経営】著者:浜口隆則
書籍の中で
「守りの重要性」に気づかない5つの原因をあげています。
1 攻守の切り替えができない
2 大企業・ベンチャーの戦略に惑わされる
3 成功者のポジショントーク
4 「強者=攻め」という思い込み
5 一時的な成功で油断してしまう
特にメディアなどに登場してくる成功者の話。
これらはほとんどが「攻めの戦略」の話がメインです。
その方が成功要因に特徴があったり、読み手も面白い。
結果「強者は攻めをしている」と認識するのでしょう。
「攻めることも大事ですが
同じくらい守ることも大切」
と筆者が言っていますが同感です。
会社を潰さない社長が最も何を大切にしているのか、
書籍の中で教えてくれています。
私はサッカーと経営は、
相通じる点があるとよく思います。
どのように点を取ったのかという「攻撃」ばかりが
ハイライトで再放送される。
点を取るスポーツですし、
観客が見たいのもゴールなのでそれは仕方がない。
最近では「よい攻撃はよい守備から始まる」
と言われたりしています。
よい守備によって、
攻撃の回数を増やすことが得点を生む確立を上げます。
また90分間の中で必ずといっていいほど、
「守備」に徹する時間帯があります。
勝利を手に入れるためには、
90分間の中で“流れ”があり、
守備に徹する時間帯で得点を取られないことです。
よくサッカーコメンテーターが
「今は我慢の時間帯ですね」
といいますが、本当にその通りです。
それが最終的には勝利に繋がります。
「守りの経営」という言葉を聴くと、
経営者の方はあまりワクワクしないかもしれない。
その認知の仕方が
「守り」に無関心になってしまう要因。
会社を継続させるうえで、
自社にとっての「守り」とは何か。
考えるきっかけを与えてくれます。
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