経営理念浸透ブログ
『人事部VS営業部・製造部』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
私の仕事上、経営企画や人事部の方と
会社の組織づくりについて
計画を作ることがあります。
会社によってですが、
営業部や製造部が
社内で最も影響力を持っていることがあります。
経営企画や人事の方は、
人事施策(研修含む)を実行したいが、
この影響力ある部署に、
首を縦に振ってもらわないと
何も実行できないことあります。
社内調整することに最もエネルギーを
注がなければいけないわけです。
例えば研修計画などを作っても、
「俺たちは忙しい。
研修なんかしてられない」
「お前ら本社スタッフを食わせているのは
俺たち営業部だ。
営業部の立場に立って考えてくれ」
「研修は現場落ち着いてからにしてくれ。
今は人不足でそんな余裕ない」
「研修効果を感じられない。
OJTでやっていくから必要ない。
実務に直結しない研修はいらない」
ごもっともらしい様々な理由が語られ、
障害になってしまいます。
しかしこの方が話されていることを
客観的に見ると突っ込みどころが満載です。
・俺たちは忙しい?
忙しくない時はいつ訪れるのか?
暇な時はいつ来ますか?
・現場が落ちついてから…。
それは1年前も同じことを言ってましたよね?
1年経っても落ち着かないのは、
マネジメントに問題があるのでは?
・OJTでやっていくという人ほど、
放置プレイで何もしていないことが多い。
人が育たない職場になっていませんか?
・実務に直結する研修だけならば、
実務屋さんを育成したいのですか?
理想の人材像は実務屋ですか?
ITが進んでいけば実務屋はどうなりますか?
なぜこのような考え方の違いが生まれるか。
それはタイムマネジメントでよく出てくる
緊急と重要の4象限です。
「緊急事項」と「緊急かつ重要事項」で
大半の時間が取られてしまえば、
疲弊をし負のループに入っています。
長期的成功はありえません。
人事施策(※その一つが研修計画・実行)は、
重要事項であるが緊急性がない。
そうすると後回しにされてします。
時間が余ったら着手をしようとするが、
時間が余ることはなく、手つかずになる。
結果、数年後に様々なリスクを
負うことになります。
緊急ではない重要事項ほど、
優先度をあげて、計画・実行をする。
この認識の統一が
部署を超えて必要になってきます。
Related Posts