経営理念浸透ブログ
『人生を変える魔法の靴』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
十方よし.TV1月号のゲストは、
徳武産業株式会社の十河会長でした。
徳武産業様は、
「介護用ケアシューズ」という新たな市場を開拓。
高齢者の歩きやすさ、転倒のしにくさなどにこだわった
「あゆみシューズ」は販売累計2,000万足を突破しています。
中小企業でありながら、
業界トップシェア(50%以上)を維持しています。
高齢者は多くの足の悩みを抱えているそうです。
高齢者の足の形というのは、
腫れたり、むくんだり、長さが違ったり。
老化による足の変形もあります。
それだけ一般的な靴屋で
ピッタリの物を探すのは難しい。
中には両足のサイズが異なるため、
大きな足のサイズに合わせて靴を購入し、
ブカブカになるもう片方の靴に綿を詰めて使用する。
すると靴がフィットしていないため、
転んでしまうことに繋がりかねない。
高齢者にとって転んで骨折すると、
ADLが落ちるきっかけになってしまいます。
そこで片方半額販売(左右サイズの違う靴の販売)
という非常識なことにもチャレンジされました。
「そんなことをしたら在庫の山になってしまう」
と専門家から反対されましたが決行。
靴の色やサイズ、靴底の厚さ、ベルトの長さ等、
自分に合ったサイズを選べる、
「パーツオーダーシステム」も構築しました。
十河会長夫婦は、あゆみシューズを開発するまでに、
高齢者施設で約500人のお年寄りの足や歩き方について
徹底的に調査されたそうです。
お年寄りの足の悩みを現場で直に聞く。
「施設に預けてから、娘・息子が
会いに来なくなってしまった」
と話す高齢者もいたそうです。
高齢者の気持ちに寄り添い、
高齢者の声を徹底的に聞く。
その過程があったからこそ、
高齢者の立場に立ち、
非常識なことでも決行することが
できたのではないかと思います。
皆さんの会社は、徹底的に
お客様の声に耳を傾けていますか?
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