経営理念浸透ブログ
『今だに進化しない飲み会のマナー PART1』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
4月には新入社員が入ってくる会社もあるでしょう。
ビジネスマナーの内容も含まれています。
私も当然、ビジネスマナーを新入社員へ教えてほしい、
と依頼を受けることがあります。
1つ疑問に思っているのが、
「ビジネスマナー」という類に入ると、
振る舞い例が固定化されてしまい、
長々と伝統のようになってしまうことです。
時代とともにビジネスマナーも変わるべきでは?
と思うことがあります。
例えば、飲み会での振る舞いについて。
「周囲の人のグラスが減っていたら、
こまめにビールを注ぐようにしましょう」
「グラスが空にならないようにする。
半分以上グラスが空いていたら頻繁に注ぐことで
ビールがぬるくならない」
「瓶のラベルを上にして両手で持つこと。
泡が立たないようにゆっくりと少しずつ注ぐ。
「ビールを注ぐと注ぎ返されることもあるので、
その時は一口でもいいので飲んでグラスを
差し出すようにする。グラスは斜めに」
この辺りは基本レベルで、
お湯割りか水割りか、ハイボールは濃いめか薄めか。
どういう順番で飲む酒の種類が変わっていくのか。
上司のこういった嗜好も覚えるとよいと
教えている人もいました。
飲み会は自分を売り込むチャンス。
だから上司に好印象を持ってもらう機会だと。
新入社員時代、私は上記のようなことを先輩社員から
何度か教わりましたが、実行はしませんでした。
知っているのにやらない、少したちが悪い新人でした。
「お前はもっと酒の場を上手く使えば、
もっと評価が上がるのに…」
と諭されたこともあります。
飲み会の光景を一歩引いて眺めて見たときに、
「新人はお店のお姉ちゃんか!」と思ったわけです。
がはは!とのけ反って大笑いしている上役の隣で、
若手社員が氷を慎重に入れて、
熱心に焼酎水割りを作っている。
滑稽でした。お店のお姉ちゃんです。
それで気分良くしている上役を見て、
「THE 昭和のおっさんはみじめだな…」
と心の中で思っていました。
これっておかしい光景だな?と若い人は思わないのかな?
海外の人が見たら、どう思うのか?と。
飲み会で上役にお世話するって苦痛だろうな…。
こんなことを強要される、または空気の力で強要ならば、
私の様に社内の(上役との)飲み会だけは行きたくなるよな…と
思ったわけです。
仕事終わっても、懇親会の場でも
上司を気持ちよくさせる、
不愉快にさせないようにお世話する。
それを喜ぶ、THE昭和のおっさん。
おじさんと飲み会にいきたくなくなる理由が
よく分かります。
あれから20年経ち、少しは上役の立場にたった私。
気をきかせて、
ビールを注ぎにきたり、すすめられたりするのですが、
今だに気持ち悪さがあります。
「ペースがゆっくりだからさ。
自分の分は自分で頼むから、
私のことは気にしないでいいよ」
と言って終わります。
昭和のおっさんの悪口を書きましたが、
私も昭和生まれです。
感性はおっさん化しないように努力したいと思います。
飲み会のマナーもそろそろ進化するべきでは?
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