経営理念浸透ブログ
『伊那食品工業から学ぶ年輪経営 NO.1』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
十方よしTV8月号には、
伊那食品工業の塚越英弘社長にご登場頂きました。
100分ほど対談をさせて頂きました。
興味がある方は十方よしTVへ。
世界のトヨタも学ぶ年輪経営。
塚越名誉顧問から
どのように年輪経営を引き継ごうとされているのか、
個人的にも興味がありました。
「家庭内で帝王学のようなものがありましたか?」
と質問した所、
「これが帝王学だと言われて教わったことはありません。
“ルールは目安”、“他人に迷惑をかけない”
ということはよく言われました」
という回答が返ってきました。
小学生の時に教わりそうなことですが、
今の伊那食品工業様の経営に
反映されているなと感じました。
私になりに解釈をすれば、
“ルールが目安”というのは、
ルールが絶対基準=固定的に捉えると、
イノベーションが起こらない。
そして柔軟性ある対応ができないということ。
もう一つの“他人に迷惑をかけない”。
他人というのは目の前にいる相手だけではない。
会社全体の人、地域の人、同業の人、パートナー企業、
他業界の人、日本全体の人、後世の人、地球環境など、
これらを他人と捉えていると感じました。
私たちは他人に迷惑をかけて生きるしかない。
経営をすれば、
必ず他人に迷惑をかけている。
その事実を謙虚に受け止めて反省し、
最小限にする努力をするということ。
それが“他人に迷惑をかけない”に含まれた
メッセージだと思います。
話は変わりますが、週に2回の燃えるゴミの日に、
我が家からは45リットルのゴミ袋が毎回3~4袋出ます。
客観的に自分を見た時に、
“こんなにもゴミを排出しているのか”
と申し訳なく思いました。
週2回のゴミを外に出さないで、
家に置けば、我が家はゴミ屋敷になります。
ゴミを出さないで生きることは、
現代社会では難しい。
無自覚であっても、私を含めて
みんなが他人(環境)に迷惑をかけている。
迷惑をかけている事実を認めて、
迷惑を軽減する努力をする。
または別の分野で迷惑分を挽回する。
皆さんの職場に、
「私は誰にも迷惑をかけていない。
むしろ私が迷惑していることが多い」
と言っている人はいませんか?
そういう人ほど、
他人に迷惑をかけている事が多い。
それに気づいてほしいですね。
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