経営理念浸透ブログ
『儲けることと社会貢献は両立できる その1』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
先般、ボーダレス・ジャパン様へ訪問し
対談収録(十方よしTV9月号)させていただきました。
「こんな会社が世の中にあったのか!」
と驚きました。
代表の田口社長は創業当時は、
売上の◯%を社会貢献に使うという考えだったそうです。
今ではソーシャルビジネス(社会問題を解決することを目的にした事業)
しかやらないというポリシーに切り替わりました。
ソーシャルビジネスというと
聞こえはいいのですが、ビジネスとして成り立つのか
という疑問が湧きますよね?
もちろん多くの失敗もされてきたそうですが、
複数の事業を立ち上げ、現在も成長されています。
グループの中にビジネスマン向け革製品の製造販売を担う
ビジネスレザーファクトリーという会社があります。
https://business-leather.com/
販売数は順調に伸びて、
バングラディシュの工場では約600人の雇用を
生み出しているそうです。
しかも現地で雇用する人は、どちらかという弱者の方が多く
身体が不自由であったり、教育を十分に受けてこなかった人など。
「現地で優秀な人材は他の企業へ就職すればいい。
うちには他の企業には内定が出ない人を採用しています
働きたくても働く場所がない人がたくさん来ています。
もっと現地で雇用を生み出したい。
だから事業を伸ばしたいのです」
と言われていました。
ビジネスレザーファクトリーでは、
エシカルブランドという打ち出しを一切しないそうです。
エシカル=”貧しい人が作ったものだから買ってください”と
打ち出さない理由は、現地で製品を作っている仲間は
プロの職人という自負。
「高品質なモノづくりで勝負したいし、
もし彼らが日本に来た時に、
“貧しい人たちが作ったから買ってください”と
PRされていればどう思うでしょうか…」と言われていました。
ビジネスレザーファクトリーの原口社長へ
意地悪な質問をしてみました。
(松本)
「もしビジネスレザーファクトリーの業績が傾いたら、
利益を残すために、もっと安く作れる国に生産拠点を移す等を
考えますか?」
(原口社長)
「それはないですね。あくまでもバングラディシュ現地の方の
生活の豊かさ向上のためにビジネスレザーファクトリーはあります。
業績が傾いたら、現地の生活を守れるように
さらに違うビジネスを構想します」
私たちが慣れ親しんだビジネスの世界とは、
真逆の発想の世界ですね。
ビジネス本来のあり方を考えさせられます。
☆ボーダレス・ジャパン様のイベントがあります☆
→https://academy.borderless-japan.com/jsbs2/
Related Posts