経営理念浸透ブログ
『公共バス事業で黒字化 イーグルバスから学ぶ』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
埼玉県川越市に本社を構える
イーグルバスという会社をご存知でしょうか?
大手が運営しても赤字だった
公共バス事業を引き継ぎ、見事に黒字化。
(ちなみに全国の公共バス事業の大半が赤字です。
都市部以外での地域が顕著)
同業他社と競合から協業関係へシフトし、
川越市に多くの観光客を誘致することに成功。
人を運ぶバス事業としてではなく、
街づくりまでを視野に入れて、事業展開されています。
詳しくは過去にカンブリア宮殿にも出演されていますので
そちらをご参照ください。
谷島社長に取材をさせていただいた時に
興味深い話をされていました。
海外から専門の装置をバスにつけ、
他の業界では当たり前であるデータを取ると
いうことを始められました。
どのバス停に何人が乗り降りするのか、
出庫したバスがどのバス停に何時に到着するのか、
アイドルタイムはどれくらいあるのか。
すべて数値化し、データをとっていきました。
空気を運ぶことがないように
徹底的に効率化を図りました。
これを進めていくと不思議な現象(=異常値)が
見つかるそうです。
この時間帯に駅までいく人が多くないのに、
なぜかここ数日はたくさんの人が乗車している。
またはこのシーズンに乗車する人が少ないはずが、
例年より多くの人が乗車している。
過去の平均データから見れば異常値です。
ここがデジタルの限界だったと言います。
その路線を担当する運転手さんに聞くと
「駅前に〇〇ができたからそれを目当てに乗っている」
「〇〇というスポットが人気が出て足を運んでいる人がいる」
などと、生きた情報が入ってきたそうです。
谷島社長は
「デジタル化できればアナログ化はいらないということではない。
デジタル化とアナログ化は補完関係にある。
アナログ情報があるからデジタルがさらに活きる」と。
これは大きく捉えれば、
AIやIOTと人間の関係も一緒かもしれません。
お互いに補完関係にあるときに、
さらに価値を生み出すことができそうです。
///////////////////////////////////////////////////
■十方よしTV 6月号 一部無料公開
<タイトル>
『わけあり社員を活かす経営!社会貢献の本質とは?』
従業員62人のうち67%にあたる42人が“わけあり社員”
公益資本主義をもとに、社会貢献を軸におく経営を
されているアップライジング様にお話を伺いました。
→https://youtu.be/KAki35aBDOY
Related Posts