経営理念浸透ブログ
『利益は残ったウンチにしかすぎない その1』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
豊田社長も学ぶ塚越会長。
塚越会長が作られたのが伊那食品工業。
日本全国から見学者が絶えません。
私も縁あって企業視察してきました。
やはり現地でしか感じられないことがあります。
新聞や雑誌を読むだけでは、何も気づけていないですね。
塚越会長の名言。
「利益は残ったウンチにしかすぎない」
健康な体であれば人間はウンチをする。
普通に生活していれば出るもの。
企業も一緒であり、健全であれば利益は出て当たり前。
あくまで利益は残りカス。
ウンチを目的にする人間も企業もいない。
だから利益を目的にすることはおかしい。
幸せになることが全ての企業の目的である。
だから人件費は「費用」ではない。
目的そのものでもあるわけです。
塚越会長のスケールの大きさと
人間力の違いに愕然します。
「人件費は費用ではない」という感覚にまで至らない
自分が恥ずかしくなります。
たぶんこのお話に抵抗感ある経営者は
たくさんいるかと思います。
利益は事業が継続する上で、とても重要なものではありますが、
「手段」であり、最終目的ではありません。
利益は「目標」にはなっても「目的」にはならない。
利益は相手の心を迷わせる力があり、
いつの間にか一番の目的になってしまいます。
経営は「順番」と「バランス」が大事だと言います。
利益は優先順位2番目に来ても1番目にきてはいけない。
利益はバランスでいえば49%であっても、51%になってはいけない。
「順番」と「バランス」を間違えたときから、
経営がおかしくなります。
「それは綺麗事」だと言う人もいるでしょう。
でも時代は代わり、働く人達の価値観は変わってきています。
働く人たちからの支持される経営にシフトしていかなければ、
会社が継続することさえ難しくなるでしょう。
「弊社は今期過去最高益です」
と得意げな顔をしていた経営者がいました。
実態はどうなんでしょうか?
本当に過去最高益は良いことなのでしょうか?
新しいパラダイムで利益を捉えてみましょう。
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