経営理念浸透ブログ
『失敗すらさせてもらえない新卒社員』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
A社では新卒社員が毎年10名前後入社しています。
新卒採用が途切れたことは直近10年間ではなく、
受け入れ側も「慣れている」ように見えます。
指導係役は、最近の若者の傾向ということを学習し、
時代に即したOJTを実施しているようです。
一人でも新卒社員が退職すると社内で大騒ぎになり、
「過敏反応かな?」と思うことも。
A社の新卒社員の話を聞くと
凹むほど「失敗の経験はなかった」と言います。
その新卒社員が優秀なのかと最初は思いましたが、
他新卒社員も同様のコメント。
「失敗レベルの経験はない。軽いミス程度です」
と言うのです。
新卒社員は凹みやすい
→転ばないように事前に丁寧に教える
→言われた通り忠実にやれば失敗はない
→「失敗の経験」がない
こういった因果関係があるように思います。
例えは適切かどうか分かりませんが、
わが子に過保護になっている親のようです。
先回りして子供がケガをしないように環境を整えてしまう。
ケガをすることさえ、させてもらえない子供。
「新卒の受け入れができている会社
=新卒に過保護な会社」
こんな間違った方向にいっていませんか?
「失敗をしていない」という新卒社員が
自信や実力を身につけているか?と言えば
疑問が残ります。
失敗をさせてもらえないこと。
それも可哀そうなだなと思います。
失敗から学ぶことの方がはるかに多いですからね。
新卒社員に失敗の機会を与えてあげましょう。
Posted on 2023-08-13 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »
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