経営理念浸透ブログ
『“宗教くさい”は褒め言葉』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
いい会社を作るためには、
理念浸透は避けて通れません。
理念浸透を進めようとすると、
また理念経営を本格的に進めようとすると、
一部の社員から“宗教くさい”と言われることもある。
約20年前に京セラでお世話になりましたが、
同じ新卒同期の中にも、
“フィロソフィとか宗教くさくない?”
と言っている人がいました。
たぶんこの人は、面接では違うことを言っているのでしょうが、
一部上場や知名度で会社を選んだのかもしれません。
社員や関係者から
あなたの会社“宗教くさい”と言われたら、
それは見方を変えれば褒め言葉です。
その会社独自のイズムがあり、
風土形成がされている証拠です。
“宗教くさい”と揶揄する人の特徴は、
自分に自信がない人が多いですね。
自分の中に確固たる考え方がない。
だから誰かの他人の哲学を聞いて、
その人の色に自然と染まってしまうのが怖いんです。
だから“宗教くさい”と言って、
距離を取りたがるわけです。
自分に信念(=哲学)を持っている人が
そういうことを言いません。
考え方にはフラットに捉えて、
「いろんな考え方があるね」と
一次元で捉えることもできる。
でも現実には、
考え方には次元が存在します。
次元が異なる人通しでは、
なかなか理解し合えません。
稲盛先生が以前、
“フィロソフィというと宗教ぽいという人がいるが、
良い考え方(原理原則)を学んで、
その人に何かデメリットがあるのか…”
と言われたと聞いたことがあります。
“宗教くさい”と思うならば、
その会社を辞めて転職しましょう。
学校が本来の機能を果たせなくってきている今日、
企業が学校の代わりに「道徳」を教えていくことは
新たな役割だと思うのですが。
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