経営理念浸透ブログ

『市場が消える日』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

十方よし.TV4月号のゲストは、
ヤマヒロ株式会社の山口社長。

出光興産のトップディラーとして首都圏を中心に
35カ所のサービスステーションを展開。

2021年12月には日本経営品質賞「中小企業部門」受賞。

日本政府が2035年にガソリン車とディーゼル車の販売を
終了する方針を掲げる中、
1車検・点検、2洗車・コーティング、
3レンタカーの3グループに分けて、油外サービスを提供。

ガソリンスタンド各店舗が
置かれている市場から強みを選択。
その強みを徹底的に磨き上げることをされました。

それまではガソリンスタンドの店長が変わるたびに
力を入れるメニューが変わっていたそうです。

店長毎に得意なメニューが異なり、
店舗の経営方針が店長に依存していたと言えます。

店長が変わっても、店舗が伸ばすべき強みが特定され、
利益の40%を油外サービスが支えるまでになりました。

ガソリンの供給が減ることは避けて通れませんが、
自動車周りのサービスはまだ伸ばすことができる。

過去、自動車教習所の経営者にも
共通していることですが、
2035年という期限が設定されています。

「市場が消える日」を自ら設定しているのです。

期限が設定されているからこそ、
それまでに会社が変化し、
事業の柱をシフトしていくことが求められる。

一方で自社の市場は大丈夫だと安心している企業。

「会社は変化しなければならない!」と方針を掲げた所で、
「真剣さ」には大きな差があるようです。

危機感と変化(=チャレンジ)は相関関係にあります。

・危機感 大 → チャレンジ 大
・危機感 小 → チャレンジ 小

皆さんの会社では、危機感の共有をされていますか?

Posted on 2023-05-11 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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