経営理念浸透ブログ

『従業員の好意に甘えてはいけない』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

京都に佰食屋という飲食店があります。
昼時に100食を売り切ったら営業は終了です。

「それで経営が成り立つのか?」

飲食業界が長い方ほど不思議に思うそうです。
私もその一人でした。

働き方も含めて、
飲食業界の常識を覆す中村社長。

中村社長にインタビューした際、
このようなことを言われていました。

「残業をしないと利益が残らない。
 それならば商品・サービスがダメか、
 ビジネスモデルがおかしい。
 
 従業員に我慢してもらわないと、
 ときにはサービス残業をしてもらわないと
 利益が出ないならば、すぐに止めるべきだ。

 従業員の好意に甘えて、利益を出してはいけないし、
 それが普通になっている経営者もいる」

ドキッとするコメントでした。

会社や全体最適を考えて、
自己を犠牲にして貢献する社員は一定数います。

私含めて、経営者はその人達の好意に
甘えてしまうことがあるかもしれません。

それが常態化してはいけません。

T社に訪問した時のことです。

夜遅くまで会社に残っている社員がいて、

「成果が出ていないからサービス残業するのは当たり前です。
 成果を出せない人は人として扱われない!と
 教えられましたらから」

と言われてました。

確かに成果の個人差は出てしまう。

とはいえ経営が芳しくない理由を

「社員の頑張りが足りないから」

で片付けてしまうことは非常に危険です。

経営者は従業員の気合や根性に甘えず、
経営者のやるべきことをやらないといけません。

Posted on 2019-10-31 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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