経営理念浸透ブログ
『心が動くストーリー』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
前回に引き続き、
ダイワスーパーの大山社長との対談から
改めて考えさせられたことについて。
前回は、どこにでもありそうな街のスーパーが
フルーツサンドで復活を遂げた話でした。
フルーツサンドがなぜヒットしたのか?
いくつか理由はありますが、
その一つが「ストーリ」に共感してもらえたから。
マーケティングにおいて
「ストーリ」が欠かせない要素に
なってきているようにも感じます。
しかし少し違和感があるのが、
心を動かせるストーリーかどうか。
ダイワスーパーさんの場合、
・コンビニのフルーツサンドが
美味しくなかったこと。
八百屋からすれば果物が缶詰レベルと感じたこと
・生クリームが苦手だった大山社長が
自らが美味しいと感じる生クリームを
様々なパートナーと
試行錯誤を重ねて作ったこと
・生クリームのファンもいて、
生クリームだけのサンドも売っていること
・フルーツを細かく切るのが面倒に感じ、
偶然ざっくりと切ってみたら、断面が美しかったこと。
それがヒントになりインパクトある商品ができたこと。
・フルーツサンドを目的に長年の夢であった行列が
スーパーの前に広がったこと。
・祖父と日本一のフルーツサンド屋を
作る約束をしたこと
思わず心が奪われてしまうストーリーとは…。
それは人間の「涙」「汗」「苦しみ」「歓び」
といった生々しさがあるかどうか。
私はスマートなストーリーよりは、
泥臭く、人間臭さがあるストーリーに
心が奪われます。
そういう商品やサービスほど、
一度は体験してみたいと思います。
カッコいいストーリーよりも
どこまでも悪あがきをして、
カッコ悪いストーリーを。
それが価値になるのではないでしょうか。
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