経営理念浸透ブログ
『成果が出ても、ぶっ壊して変える』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
サッカー日本代表の森保監督の記事で
目を引く内容がありました。
ワールドカップ後に
名波コーチと前田コーチの2名を新たに抜擢しました。
ベスト8の目標は達成できなかったものの、
ドイツとスペインを破り、
日本サッカーは強くなったということを世界に示しました。
十分な結果を出していながら、
新たに異色な2名のコーチを呼んだのです。
私はてっきり前回と同じ体制で次の4年間を
積み上げていくものだと予想していました。
なぜそれをしなかったか。
「2度目のワールドカップを目指す中で
最も起こってはならないことは『2期目の馴れ合い』。
時には壊さないといけないかもしれない。
そして新たな積み上げをしていなかいといけない」
このようなことを話されていました。
その考えはどこから生まれたか…。
森保監督がサンフレッチェ広島を率いていた時、
見事にJリーグで優勝に導く。
翌年、選手には
「前年と同じようにプレーしよう。
そうすればタイトルが取れる」
と指導していたそうです。
当然、周りのチームも昨年のデータをもとに
対策を立てて試合に臨みます。
前年と同じようなプレーをしていたら、
結果がついてこなくなったわけです。
その経験が今の代表監督でも活きているようです。
仮に上手く行ったとしても、
現状を壊して、新しいチームを作る挑戦を止めない。
これはビジネスにしても
往々にしてあることですね。
前回、前年が上手くいった。
すると今回、今年も変えることをせず、
同じようにアクションをすればいいと考える。
しかし同じようにアクションをしても、
思うような結果がついてこなくなってしまう。
結果がついてきたら、
現状から特に変える必要がないと考えてしまいがちです。
それが衰退の始まりになっている。
結果が出たとしても、
壊して、変える勇気を持つことが大切ですね。
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