経営理念浸透ブログ
『新入社員から“いじめられた”と言われました』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
※2015年4月に書いたコラムです。
本日も新入社員の皆さんへ、私が新卒研修の中で伝えていることを
共有させて頂きます。
3月まで学生だったが彼・彼女らが4月から社会人になる。
社会人になるとは、簡単に言えばどういうことなのでしょうか?
大きな変化で言えば、
「自分基準から相手基準」
になることだと思います。
ここでいう相手とは、お客様や会社の上司・同僚を指します。
自分基準でやっている“つもり”ではいけませんよね。
例えば挨拶の態度や声量。
新入社員としては挨拶を“している”と言います。
でも私には蚊の鳴くような声にしか聞こえない。
「私はもともと大人しい性格なんで…」と言い訳をする方もいます。
相手の顔を見て、元気な挨拶をすることに性格は
全く関係がないですよね。
「日常以上の大きな声を出すことがバカらしい」と思っているのでしょう。
私一人の声量に負けてしまうくらいなら、何度も挨拶をやり直しさせます。
すると講師から「虐められている」と感じる人もいます。
残念ですが…。
私の真意は3つです。
1.大→小は可能 小→大は不可
声量に関して言えば、大きな声を小さく絞ることは容易にできます。
しかし小さな声を大きな声に切り替えることは自然体ではできないです。
だから日頃から聞こえる声で話す習慣をつけるためにやります。
新入社員は「お疲れ様ですと言ってから帰った」と言い張る。
上司は「黙って勝手に帰った」と主張する。
こんな食い違いから、
人間関係にひずみが生じることが実際に起きているのです。
2.バカになれない人は伸びない
成長を阻害するものは、低レベルのプライドです。
プライドが邪魔をし、他人のアドバイスを謙虚に受け止められず、
行動に踏み出せない。
必ずバカになって行動しないといけない時が来るでしょう。
バカになるとは、かっこよく言えばブレイクスルーです。
20歳そこそこでバカになれないなら、この先もバカになれません。
3.評価するのは相手
社会人になるということは、お客様から評価され、
上司・同僚から評価されるということですね。
挨拶の声が聞こえているかどうかは、自分で決めるものではなく、
相手が決めるものです。
挨拶は相手に聞こえていなければ価値がないし、
相手の顔を見て、目が合っていなければ価値がないのです。
新入社員の方にとっては、説教臭く聞こえてしまったかもしれません。
ビジネスマナーも仕事のクオリティも自分基準ではなく相手基準。
相手基準に応えられる人が社会人であり、プロであると
認識していただきたいですね。
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