経営理念浸透ブログ

『業界の常識=他業界の非常識 PART2』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

前回に引き続き、
愛知県稲沢市でクリニックを経営されている
大河内院長から学んだことです。

「私が大病院で勤務していた頃は、
 仕事はやって当たり前。
 褒められたことはありません。
 
 だから自分が開業した当時、
 スタッフを褒めることができませんでした。

 “やって当たり前”の環境で育ってきたので
 それが当然だと思っていました」

 

このように大河内院長は当時を振り返っていました。

医療や福祉分野の方は「共感疲労」になりやすいといいます。

共感疲労とは、大変な状況にある相手へ共感してしまうため、
自分が実際に体験しているわけではないのに
精神的に疲れてしまうこと。

感受性が強かったり、気遣いができる人、
使命感が強い人ほど共感疲労に陥りやすいといいます。

心が疲労していようが相手に尽くす仕事。
そして緊張感を持ち続けなければならない。

 

医療人は仕事であるから、
「褒められる」とか「感謝される」ことを
期待してもいけないという風潮さえ
あるのかもしれません。

大河内内科クリック様は、
「感謝しあうこと」「認め合うこと」といった
他業界ではごく当たり前に思えることを
真摯に取り入れていきました。

そういった取り組みの結果、離職率が下がり
看護士や医療事務スタッフが定着。
医療サービスの安定化と向上に繋がっていきました。

このくらいは「業界の常識」と思い込まれていること。
そこに魅力的な会社になれるヒントがありそうです。

Posted on 2023-08-10 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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