経営理念浸透ブログ
『業界の常識=他業界の非常識』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
十方よし.TV7月号のゲストは、
愛知県稲沢市でクリニックを経営されている
大河内内科クリニックの大河内院長です。
2020年に「第10回日本で一番大切にしたい会社大賞」で実行委員会特別賞、
2021年 第7回ホワイト企業大賞で「医療経営革新賞」を受賞されています。
また大河内院長は
2023年「TED TALK」にも
歴史上日本人医師として初めて登壇されています。
いまや全国から同業者の方が見学に来られるクリニックになりました。
開業当時のクリニック内は、責任の押し付け合いが起きたり、ミスが連発。
次から次に人が辞めていき、危険な状態だったと言います。
そこから、「医療業界の常識」と思われており、
「他業界から見れば非常識」な点を改革していきます。
・ご家族の方へ手術(室)のオープン化
・複数のインフルエンザ治療薬の説明(効能と費用)と患者の選択権
・血液検査と健康診断結果を当日に渡すこと
・待ち時間を減らすためのブザーシステム
・マニュアルに縛られない治療方針(=様々な事情を持つ個に合わせた治療)
・糖尿病のダラダラ治療(=インスリン投与を止められない)からの脱却
上記が一例です。
どうしても医療現場は、
「病院>患者」という力関係で成り立ち、
現場が閉塞化されていたり、
患者目線の欠如が見受けられることがあります。
医療業界もサービス業化してきていますが
まだまだ「病院・医師>患者」という構図は崩れていません。
例えば診療予約システムで予約を入れていても、
1時間以上待つこともありますね。
他業界ならば予約時間から1時間以上待つならば、
クレームを入れるお客様もいるのではないでしょうか?
1時間以上待つならば、予約の意味がありませんね。
しかし我々は「病院はそういう所だから仕方がない」と
受け入れてしまっている。
病院側も「予定通りはいかない。仕方ない」と考え、
改善まで至らない。
「病院>患者」というパワーバランスの中で、
治療面、サービス面において、
なかなか進化していかない。
大河内内科クリニックさんは、
そういった他業界から見たら「おかしい」という所を
1つずつ変えてきました。
業界の常識=他業界の非常識。
我々の業界の常識をまずは疑ってみることから
始めてみましょう。
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